京都では「レティシア書房」さんへも行ってきた。こんなところに、と驚くロケーションに、これが古本屋と目を疑うような、あまりに洗練された店舗が、京都の闇の路地に浮かび上がっていた。ステキなご主人が店番されていた。置かれているCDの趣味がいいのに驚く。吉田美奈子渡辺香津美のギター一本でスタンダードやロックの名曲を歌う「nowadays」を買う。
http://book-laetitia.mond.jp/
3日休んだら、てんてこまい。
川本三郎さんのマンガ論集成『時には漫画の話を』小学館は、そうか、川本さん、文学、映画、音楽のほかに、マンガ論もたくさん書いていたんだ。これは「ノーサイド」で取り上げた「父と子」の大幅加筆か、坪内祐三さん『父系図 近代日本の異色の父子像』廣済堂出版は、もうほとんど書下しだろう(すいません、これは連載、でした。後記)。新刊二册、いただいています。
昨日書いた「キーツ・アンド・カンパニー」は、大阪市旭区森小路2−11−4。土日休みです。「京かいどう商店街」という古い商店街のなかにある。純喫茶あり、パン屋あり、お洒落な自転車屋あり、おもしろい商店街です。
京都滞在中に漱石虞美人草』を読了。帰りの新幹線で、京都「ジュンク」の市木くんが作った棚から、寺島靖国さん『JAZZ雑文集』DU文庫(700ページ!)を買い、読んでました。ほんとだ、ぼくの名前が二ヵ所出てくる。ありがたい。
とりいそぎ、ご報告を。
堺正章さん取材、お父上、堺駿二さんのことを聞く。テープ止めて雑談。よくカラオケで堺さんの歌を歌います、たとえば、といくつか、「気楽に生きよう」など、巨匠の前で歌ってしまう。なんと大胆な。帰りの六本木の風は冷たかったぜ。緊張と興奮で、帰りの大江戸線でぶつぶつひとり言を言ってる自分に気づく。しかし、堺さんの本、順調な滑り出し。心が高揚しているのを感じる。
来る3月27日(月)夜7時から、高円寺「古本酒場コクテイル」にて、ぼくの55回目の誕生日(3月28日)+『ご家庭にあった本』出版記念+三月生まれ合同誕生日祝賀会を開きます。自由参加ですので、祝ってやろう、飲んでやろう、喋ってやろうという方は、奮ってご参加ください。チャージ等、別にありません。好きなとき来て、少しでもいて、好きなとき帰ってください。予約もなし、です。