「東京生活」吉祥寺特集号の第二特集「東京純喫茶」をパラパラ見ていたら、上野周辺が純喫茶の宝庫だと知る。「丘」「kent」「渚」「古城」、名前もいいなあ。「古城」は入ったことがあるが、あとは未踏。こんど、一つずつ制覇していこう。上野へ行く楽しみがこのところ増えている。高円寺の住宅街に「なかむら珈琲店」。いや、ぜんぜん知りませんでした。文庫センターのところを左へ入るのね。わかりました。今度,行きます。高円寺人の魚雷くんに言えば「なに、言ってんですか、いまごろ」と叱られそうだ。飯田橋のホームで電車を待っているとき、いつも見える「白ゆり」(その後、閉店したという情報がありました。ぜんねん)は、朝5時までやっている。200席もあるのか。終電を乗り逃がした人におすすめ。なるほど。こんなことでも、生きていく甲斐ができた、というものだ。心配なのは、情報がすでに5年前のもので、残っているかしらん、ということ。げんに、ここで紹介されている阿佐ヶ谷「プチ」、ジャズ喫茶の下北沢「マサコ」はなくなりました。急げや急げだ。
「つん堂」さんブログ経由で知った、埼玉の店売りをしていない(古書モールに棚あり)の「古本ねこや」さんのブログを読み出したら、やめられなくなって遡って読む。うかがいしれない、というか、ぼくが無知なだけだが、埼玉の市場の話など、具体的に書いてあって、とてもおもしろい。開高健の蒐集で知られる店らしい。いちど、ゆっくり話をうかがいたいものだ。
http://nekoya222.at.webry.info/201102/article_3.html
昨年末に林哲夫大兄に書いていただいた『古本道入門』の「赤旗」書評掲載紙が届きました。お礼が遅れました。林さん、ありがとうございました。がんばって生きて行きます。
「港の人」PR誌(008・創刊8号 2012年1月25日発行)内容 ◇「帯を捨てよ、書物の姿とは何か。」里舘勇治◇既刊紹介 をいただいています。
「古本ナイアガラ」の「旅のしおり」も、原くんからいただきました。遠足のしおり、みたいで楽しそう。元S社のチヨちゃんの文字がなつかしくて、読み易い。
「雲遊天下」は109号。特集の「ブレないふたり 鎌田慧小野民樹」が読ませる。岩波新書時代の小野さんの編集者ぶりが語られていて、この辺の回顧を、ちゃんと読みたいですねえ。ナンダロウくんの連載は、蔵書の整理の話。読みたいでしょう? 「雲遊天下」はたった500円です。お値打ちですよ。
こうやって届く、ミニコミや少部数の媒体を読むだけで、ぼくはもう手一杯。また、手触りを感じる情報が、いま、いちばんありがたい。
『マラマッドの帽子』を探すが見当たらない。しかたなく、在住の市の図書館で検索をかけると、いちばん遠い、これまで行ったことのない図書館で見つかった。自転車で、多少迷いながら三十分かけて借りに行った。
帰りに、数年ぶりに、近くの肉屋でコロッケを買う。1個60円。3個でいいから180円。これでは悪いと思い、トンカツも注文すると、肉を切り、卵を溶き、トレイにパン粉を入れるところから始める。かえって悪かったなあ。