ハワイへ引っ越そう

昨夜、立川シネマ2で「タンタン」を観る前、オリオン書房へ寄る。にぎわっていた。工作舎フェアがあって、『新・文學入門』も平積みに。ありがとさん。読書、本の本のコーナーには、ぼくの本を始め、スムース連の著作が並ぶ。これもありがとさん。さいきん、手に入れがたくなった「波」2012年1月号をもらう。いきなり、角田光代荒川洋治穂村弘川本三郎吉川潮重松清と書き手が並ぶ。面識のある人ばかり。豪華な顔ぶれ。川本さんが、木村紅美『春待ち海岸カルナヴァル』の書評を書いていて、そこで「読む前は、いまの若い世代の書き手に多い『でしゃばり小説』かと思っていたのだが」と書いている。この「でしゃばり小説」とは、どういうものか。ちょっと想像はつくが、これだ、とは言えない。
出版ニュース」が、2012年の執筆予定のアンケートを載せている。ぼくも書かせてもらっている。おもしろい。これ、毎年恒例ながら、いい企画です。書き手が、どんなふうに、自分の仕事を前に進めようとしているか、よくわかる。刺激になる。
カート・ヴォネガット・ジュニアタイタンの妖女』を少し読み始める。これは、かなり小説を読み慣れている人でないと、なにが書いてあるかさっぱりわからん、かもしれません。「おかしさの果ての哀しみ」みたいなことが、ヴォネガットの味だと思う。
階段に積みっぱなしの本、雑誌をとりあえず撤去して、本棚と本棚のあいだにどんどん積んでいったら、完全に埋まってしまった。もう何もかも限界だ。ハワイへ引っ越そう。
島倉千代子「愛のさざなみ」名曲です。

ヒデとロザンナ、秀逸なデュエットでした。いちど、コンサートを観たかった。