今日から三日、家になるべく籠って、集中的に仕事。
昨日の朝、TBSのスタジオ入りしたのが出番の十分前。あぶなかった。すごい渋滞にまきこまれ、電光掲示板が示す、新宿までの所要時間を見たら、とうていまにあいそうもない。電話での出演も覚悟して、ハイヤーの後部座席で、本を取り出し、放送原稿なしで喋れるようメモを取る。4年ぐらい前、一度、やっぱり渋滞にまきこまれ、電話ボックスから出演したことがある。
世の中、分散傾向にあるとはいえ、お盆なのだ。
夜、家族で「くら寿司」へ。帰り、昭島「ブ」で4冊ほど。『日テレドラマ半世紀』日テレ(2005)が拾いもので、日テレ制作のドラマ史本。「これが青春だ」「おれは男だ」「さよなら今日は」「俺たちの旅」「パパと呼ばないで」「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」など、懐かしいドラマのガイド。ぼくが熱心にテレビドラマを見ていたのが、80年代まで、とこれでよくわかる。
フィルムも残されていないだろう、58年の斎藤達雄三宅邦子の「吾輩は猫である」、梶井の「檸檬」を原作に、市川崑演出、市川染五郎(現、幸四郎)出演によるドラマ化した「檸檬」、映画化されたのは見た、伝説のドラマ「男嫌い」(越路吹雪淡路恵子岸田今日子横山道代坂本九)など、ああ見てみたい。
シェリー・マンのリーダー、アンドレ・プレヴィンがピアノを弾いた「マイ・フェア・レディ」を流しながら、オスカー・ピーターソンのもよかったぞ、映画「のようなもの」でジャケットが出てきたんだ、と思い出す。
奈良の「喜多ギャラリー」で稲垣足穂展が8月17日から開かれます。扉野良人くんから案内をもらいました。葉書に「岡崎さん、金星堂のタルホ本、均一台で見つけたのでしたっけ」と書いてある。そうなのよ。いや、ひょっとした春陽堂の『天体嗜好症』かもしれない。とにかく、状態は悪いが、100円で買いました。あれ、どこ行ったかなあ。
http://nishiogi-bookmark.org/2011/nbm19relate4/