リスボン特急

CSで「リスボン特急」を観る。メルヴィル監督。アラン・ドロンカトリーヌ・ドヌーヴ。このタイトルだと、リスボン行き特急の車内で、ドロンとドヌーヴの危険な恋愛が、みたいな感じだが、じつはフィルム・ノアールであります。ファーストシーン、海沿いの道に一台の車、横殴りの雨のなか、車のドアがあき、一人ひとり帽子とコートの男たちが降りていく。カモメが飛び、波涛が激しくうちつける。これから銀行を襲うわけですが、まあ、いかにもフランス映画らしいタッチです。白いコートの男(シモン、ボス役)は、あれ、「ランボー」シリーズの大佐だ。リチャード・クレンナ。アメリカの俳優。「砲艦サンパウロ」にも出ていた。上司役が似合う。劇中、クラブでタバコをくわえてアラン・ドロンがピアノを弾くシーンがあります。アラン・ドロンと共演の多い、いつも胃が悪そうなポール・クーシェも部下役で出ている。

6月24日から、平凡社主催で、束見本のチャリティー販売展が行われる。「束見本」の説明は、以下を。興味有る方、ぜひおでかけください。200円なら安いよ。http://heibonshatoday.blogspot.comぼくも出版社の人にねだって、よくもらった。日記帳にもなるし、洒落たノートにもなる。『女子の古本屋』の連載のとき、ハードカバーの束見本を一冊もらって、取材ノートとして使いました。そうだ、6月の海文堂の「女子の古本屋」フェアのトークで、これ、持っていきます。
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