「昔日の客」は、5/10付けで4刷りが出ます。
関口直人さんからメールがありました。すごいですねえ。なお、待望の夏葉社の新刊は、山本善行編、上林暁作品集『星を撒いた町』です。こちらは6月刊行予定。
なんとか、雨を逃れ、今日は「みちくさ市」です。どうぞ、張り切っておでかけください。

みちくさ市」無事、終わりました。いやあ、暑かった。直射日光をまともに浴びる場所で、午後、少し雲が出て、助かった。また、さまざまなお客さんとコトバを交わし、ぼくの本を読んでくれている、というありがたいことばをいただき、息を吹き返しました。また、身体のこと、みなさんに心配かけ、あたたかいお言葉をいただいたこと、ここに感謝申し上げます。今日の売り上げは2万4000円くらい。まあまあか。客として伴健人商店から、ジャズの放出CDを2枚、デクスター・ゴードンレッド・ガーランド。それに小三治「お茶汲み」を買いました。一枚300円というべらぼうな安さ。
帰り、電車のなかで「雲遊天下」最新号を読む。熱心に読みました。おもしろかった。ずっと「ぐるり」の表紙を描いていた沢田としきさんの、その表紙を描くために、東京の町を歩き、さまざまなスケッチをしていた、未発表分を公開し、随行した編集者の五十嵐洋之さんが思い出を書いている。このスケッチがなんともいい。ラフなスケッチだが、町の息づかいが、そこにみごとに捉えられている。どこかで、このスケッチの展覧会、やれないかしら。五十嵐さんの話ももっと聞きたいし。
岸川真さんの連載「好きなことをすれば、ひとは死ぬ」も、仕事がなくなり、行き詰まったフリー編集者の日々が、正直に吐露されている。これを、ぼくは優れた私小説として読んだ。
編集後記のページに、タテ3分の1広告で、リコシェさんが5月28日の「オカトーーーク! ブックオフ芸人」の告知をしてくれている。参加予約申込みは「深川いっぷく」にアクセスください。

「オカトーーーク! ブックオフ芸人」概要
USTREAMピーマンTVで、新しいスタイルのブック・バラエティートーク番組がスタートします。本好きが集まってワイワイガヤガヤ。思わぬ実用情報も飛び出します。
●出演者
司会=岡崎武志さん・Rengeさん
Bukuさん、ふぉっくす舎さん、退屈男さん、たけたけっさん、しまぶっくさん、駄々猫舎さん、くちびるごうさん(書肆紅屋さんはまだ未定)
●5月28日(土曜日) 午後7時半〜9時半
USTREAM生放送:ピーマンTV:http://p-man.tv/
●場所:清澄白河「深川資料館通り商店街事務所2階」
大江戸線清澄白河駅」A3出口から9分。半蔵門線B2出口から5分。「深川江戸資料館」「しまぶっく」「深川いっぷく」がある深川資料館通り商店街
コンビニ「デイリーヤマザキ」向かい側です。
●当日、40人までご観覧いただけます。木戸銭1000円。
ご予約は、深川いっぷくまで
深川いっぷく

本の雑誌」で、荻原魚雷くんと私小説についての対談をすることになり、私小説を読み続ける。西村健太『暗渠の宿』も単行本を持っていたが、見つからず新潮文庫を買って読む。中村光夫選『私小説名作選』集英社文庫が、とりあえず重宝する。