おかしな本棚

okatake2011-04-21

ふちがみとふなと「ヘヴン」、ステージは広島の飲み屋「ヲルガン座」。おお、ここ、ナンダロウくんたちと行ったなあ。

昨晩、今朝と吐く。めずらしいこと。何か悪いものでも食べたのかもわかりません。お昼はおかいさんを炊いて食べました。
TBS「スタンバイ!」は石弘之『名作の中の地球環境史』岩波書店を紹介する。帰り、中央で事故があり、一時間遅れで到着。
「風船舎」が5号目録を出しました。「音楽・街・影…」という特集。がんばってるなあ。しばらく巻頭の写真ページに見惚れる。戦前の「ある女学生の青春アルバム」というのに、引かれる。1万円。杉田三太郎のモボ・モガを活写した画稿一括もいい。5万円。昭和9年の東京市電大罷業記念写真帖(村山武義装画)もいいなあ。4万5千円。193ページに2800数点。古本への情熱がぎゅうぎゅうづめです。
水上勉良寛』中公文庫をやっと入手。「芸術新潮」1989年2月号「良寛を仰ぐ」も入手した。
クラフト・エヴィング商會が、目の覚めるような、あざやかで愛おしい本を出しました。
『おかしな本棚 背中が語るとっておきの本の話』朝日新聞出版 1900円+税
http://www.amazon.co.jp/おかしな本棚-クラフト・エヴィング商會/dp/4023308986
「ある日の本棚」「森の奥の本棚」「金曜日の夜の本棚」などテーマを決めて、クラフト・エヴィング商會さんたちの本棚から、古書を含む本を集めてきて、並べて写真を撮る。それについてエッセイを書く、という構成。写真は坂本真典さん。これがなんとも、うっとりするような本の集め方、並べ方で、新本と古書の混ざり具合も絶妙。本はやっぱり美しい。そうつくづく思いました。本を愛でる幸福感にたっぷり包まれ、ついつい頬が緩む。そんな本です。小さいところで発見もいっぱい。あ、フィリップ・ドレルム『ビールの最初の一口とその他のささやかな楽しみ』がある。こないだまで、ぼくの枕もとにあって読み返していた本。詩集もけっこうある。へえ、大木実は見つければ買うんだ。その同じ棚に黒岩さんの本も、エリック・ホッファーも、そして久野豊彦『艶文蒐集』もある。これ、ぼくも同じく裸本で持ってます。けっこう裸本がまじっているだけど、それさえも美しく感じられる。小沼丹『小さな手袋』小沢書店は売ってしまったが、ここにこうして見ると、やっぱりいいなあ、欲しいなあと煩悩の本でもあります。そうそう、ぼくの名前と、クラフト・エヴィング商會さんとのあるエピソードも一ヵ所出てきます。ああ、覚えていてくださったんだ。本をいただいたことを含め、感謝。