これから仕事です

okatake2011-02-08

次の連絡がありました。ぼくが出た回の週刊ブックレビュー、再放送です。なにしろ、このとき特集が朝吹真理子さん、ですから。ぼくは控え室で握手してもらったんですが、いま考えたら、手を洗わずにおいた方がよかった。今年、もっと運がついたかもしれません。

週刊ブックレビュー」903号(12月18日放送)を
再放送させていただくことになりました。(放送が2回しかなかったため)
3月1日(火)9:00〜BS2です。

いやあ、「ベイシー」ショックが引きずってて、しきりにジャズを聞いております。菅原さんの著作も再読したり、あ、そうそう仙台のイベントには、東京から小学館の村井さんも見えていて、今年、佐藤泰志ルネッサンス到来、というべき驚愕の情報を聞きましたが、まだここでは内緒。その村井さんが書かれた『Red Rose Jazz Cafe ジャズ喫茶に花束を』河出書房新社の「ベイシー」の項なども再読。そうか、この村井さんが、村井さんだったんだと気づいたのは、村井さんと会ってしばらくたってから。

「拓郎ナイト」の準備で鈴木勝生「風に吹かれた神々』も読み返す。しかし、基本、今日は半分くらい寝てました。ぼく、旅の空ではあまり眠れないんですね。
書評用の與那覇潤『帝国の残影 兵士・小津安二郎の昭和史』NTT出版を読了したのは、昨夜。ううむ、これまた難物であります。紹介に務めるしかない。今週「サンデー毎日」に、久世朋子さん著者インタビューが掲載されております。

仙台の「ブ」は移転して、もっと駅前に近い、陸橋を渡った青葉通り角のビル7Fに。ワンフロアですが広く、本の量は増えている。にぎわっていました。一ノ関「ブ」へも行きましたが、半分がリサイクルの古着や雑貨など。ここは閑散としていて、105円の文庫棚に講談社の文芸と学術文庫がたんまりありました。まあ、よくあるものも散見でき、6冊ほど買う。それより、いまやちくま文庫の『定本 二笑亭綺譚』のほうが珍しいかもしれない。
よく寝たので、これから仕事です。
なんとか『帝国の残影』書評書いて送付。なんだか、だんだん書評を書くのが難しくなる。
家内が「くうねる」を持ってきて「これ、お父さんの行ったジャズ喫茶?」と。「ベイシー」が紹介されている。ベイシーの再生装置は、ばかでかい音なのにうるさくない。それは、ほんと、不思議でした。すっぽり音に包まれて、精神も肉体も一体となるという体験をしました。菅原さんは本当に親切で、帰るとき、ドアまで一緒についてきて、見送ってくださった。カンゲキしました。いま考えたら、最後に用意されていたのが、カウント・ベイシーのLPで、その企みに乗らずに引き揚げたことは、駅で強風のため足止めをくって、きゅうきょ新幹線に乗り換えて、次の便まで一時間近く待っているとき、後悔しました。