マイ・バック・ページ

okatake2011-02-05

拓郎ナイトのプロデューサー蕃茄庵さんが、ブログで詳細な告知をしてくれている。ありがたい。
http://d.hatena.ne.jp/banka-an/20110205


4日は和洋会を経てサンデー毎日。和洋会では「みはる」が専門以外が安く、渡辺武信詩集『過ぎゆく日々』、井伏鱒二太宰治』、花森安治『風俗時評』が200〜300円。今日からサンデー担当がHさんになる。ぼくより少し若いが、気の合う同性で、これから一緒に仕事をするのが楽しみ。落語「昭和の名人」CDマガジン「桂枝雀」をもらう。あとで聞いたが、「代書屋」がこれまで聞いたのとまたちょっと違うバージョン。
18時半から六本木で「マイ・バック・ページ」試写を見る。それまでどう時間をつぶそう。もちろん「ギンレイ」へ行く手があるが、「トイレット」「オカンの嫁入り」と、予告を見るかぎり触手がわかない。昨日に続き高田馬場へ移動して古本屋、ジャズ喫茶「マイルストーン」でほっこりする。しかし高田馬場から日比谷線「六本木」は連絡が悪い。もちろん山手線で恵比寿へ出て、日比谷線というのがわかりやすいが、またここでへそまがりが起きて、東西線飯田橋南北線に乗り換え、六本木一丁目、下車、ひと駅ぶんぐらい歩こうと考える。しかし、六本木一丁目から六本木は直線距離は1キロないが、谷底へ落ちるような坂へ落っこちて、また急坂をくねくねと上る。坂好きでないとちょっとねえ。
マイ・バック・ページ」は川本三郎さんの実体験をノンフィクション化した作品の映画化。監督は山下敦弘さんでこれは期待できる。試写室へ入ったら、いちばん後ろの席に佐藤忠男さんがすでに陣取っていた。さすが、である。毎日のKさんを偶然見つけ、一緒に観た。これは、ちょっと簡単に感想は書けないなあ。どこをどう考えても映像化は難しいと思ったが、妻夫木くんが最後の方、だんだん川本さんに見えてきた。あと、脇を固めた役者がみんなよかった。週刊朝日(映画では週刊東都)の表紙を飾った高校生モデルの少女との、ちょっとしたエピソード(原作どおり)が最後に効いてくる。よくぞ、ここまで映画にしたものだと思う。団塊の世代のうるさ方が見ると、あちこちケチをつけたくなるかもしれないが、それは仕方ない。
試写室を出て、ビールが飲みたくなって、Kさんと渋谷へ移動。串焼き屋で飲む。Kさんとあんな話、こんな話。
野地秩嘉『TOKYOオリンピック物語』小学館、「生活考察」編集発行人の辻本力くんが編集した『「建築」としてのブックガイド』明月堂書店、庄野至『異人さんの讃美歌』編集工房ノア、をいただいてます。いずれも興味のある本なので、ぼちぼち読んでいきます。