ラーメン中本でタンメンを

okatake2011-02-03

午後、目白へ。「ポポタム」で、黒岩さんの著作とともに、ぼくの『あなたより貧乏な人』が平積みしてあり、それにサインを入れに行く。目白から目白3信号を北上、踏切を渡ってすぐ、だが、その踏切脇にコンビニができていた。こんな閑静な住宅街に。
「ポポタム」では5日まで、佐野純子さんの人形展が開催されている(写真)。佐野さんとともに「hao」という雑誌の編集長・松村忍さんもいて、少し言葉を交わす。柳ケ瀬さんが準備していてくれたので、すばやく20冊ほどサイン。
予定どおり、都バス白61に乗り、山吹町下車。途中まで活気のある地蔵通り商店街を抜け、新潮社へ。出迎えてくれた担当編集者Kさんと顔を見合わせ「ひさしぶりですねえ」。あとで、思い出したが、ビートたけしが『草野球の神様』を出したとき、著者インタビューをして、そのときの編集者がKさん。14年も前のこと。
神田茜さんは和服で来てくださって、芸人らしくなく、ちょっとはにかみながらの受け答え。それがとても感じがいい。気持ちよい取材になった。
東西線高田馬場下車。ビッグボックス古本市を覗いたら、坪内さんがいた。「岡崎さん、これ持ってる? 安いですよ」と渡してくれたのが十返一(はじめ)作家論集。十返肇という表記は戦後のことか。400円。ありがたくちょうだいする。ほかの棚を見ていると、坪内さんがやってきて「タンメンのうまい店があるんですよ」と、新宿御苑近くの中華「ラーメン中本」を教えてくれた。親切な男だなあ。近々、行ってみます。http://u.tabelog.com/000052070/r/rvwdtl/556195/
この日仕入れで買った文庫が馬場孤蝶『明治の東京』、小川和佑『優しき歌 立原道造の詩と青春』、鈴木沙那美『転位する魂 梶井基次郎』、角川文庫『エルビス』、井上陽水『ラインダンス』、200円が一冊であとは100円。岩波新書『書物を焼くの記』は資料。あと、『出版巨人創業物語書肆心水500円、『ブックオフの真実』が300円。
帰り、音羽館に寄り、広瀬くんに、西荻ブックマークの新しい会場となる駅前近くのビリヤード場二階を見にいく。オーナーの老嬢に挨拶。なんだかんだ喋っていると、気づいたら、広瀬くんと大きなベッドを二人で、くの字の狭い階段を下し、一度外へ出して、一階の奥の間へ運ばされていた。なんで、そんなことになったのか。狐につままれたよう。
3月19日(土)、いよいよ西荻ブックマークで「古本屋ツアー・イン・ジャパン」さんとのトークです。楽しみだなあ。