今年もあと364日

okatake2011-01-01

あ、あ、あけましておめでとう。月並みな挨拶なので、口ごもってしまいました。
昨夜は毛布にくるまって、赤いソフアで一人、ダウンタウンを最後まで見てしまいました。ジミー大西と石破元防衛大臣の対談で悶絶(強面の石破が、ジミーの核爆弾級の無知に、ちょっと照れて可愛かった)。あまりに長時間、病人みたいに寝転がって、ケタケタ一人で笑ってたら、罪悪感をかんじました。おれ、どうなるんだろう、って。
一年の計なんか立てずに、新しい年が始まります。この、一年にいちど、とりあえずリセットされる慣習に感謝だ。なにも変わらないけど、やはり、更新された気分はあります。なんだか早く目覚めて、トーストを焼いて、コーヒーを入れていたら、郵便箱にゴトッと重い音が。ずいぶん早く年賀状が届くんですね。家族それぞれに仕分けしたら、ぼく宛の分だけで120枚ぐらいあった。半分は失礼した方々で、あわててストックの年賀状で数十枚だけ書いて投函。とても足りないや。
一年に一度、年賀状だけのつきあいの人もいて、あれこれ近況を知る。大病して入院、無事生還した人が二人。五十代で転職した人が二人。いまだ就職先が決まらぬフリーの編集者が一人。まさに、人生はひとところに留まらぬ河のように流れていきます。
晦日に「海炭市叙景」のパンフレットが数部、とどきました。20日ユーロスペースで、上映前に、ちょこっと話をさせてもらうことが決っています。
2月には国立「キャットフィッシュ」で、多摩ディランさんと拓郎ナイトと称して、多摩ディランさんが拓郎を歌い、語る企画にぼくも一枚噛む予定です。なんだか、楽しくなってきました。今年もあと364日。みなさん、よいお年を!
写真は、ケネス・ルオフ『紀元二千六百年 消費と観光のナショナリズム朝日新聞出版。
新春一発目は、由紀さおり「初恋の丘」。北山修渋谷毅作詞作曲。