赤坂の夜は更けゆく

okatake2010-12-16

渡辺勝の名作「あなたの船」を、松倉さんの歌唱で。いや、いいです。

水曜は、夕方に池袋リブロで退屈くんと待ち合わせ。蔵書処分の話をあれこれ聞く。退屈くん、新居の本棚の写真まで撮ってきてくれた。そうか、新潟出身か。これまで新潟出身者で、悪い奴に会ったことがない。ぼくのなかでの新潟県人の評価はすこぶる高い。
池袋から清住白河へ移動。
深川いっぷくでの、工作舎・石原・葛生コンビのトークを聴く。石原くんが『古書の森 逍遥』のリンクを作るため、書いた手書きの相関図(?)がクレーの絵のようだった。黒岩さんの弟さんにも初めて挨拶。近くの中華(安くてうまい)で打ち上げ。ぼくは、明日の朝、ラジオがあるので、赤坂にホテルをとってもらっていた。チェックインしたのが12時、しばらく寝付かれず。
今朝、6時には目が覚め、ひさしぶりに赤坂の坂めぐりで朝の散歩。稲荷坂から檜町公園、本氷川坂、氷川坂、転坂と巡って、三分坂で締めてTBSへ。檜町公園は、江戸時代、隣接する東京ミッドタウンも含め、長州藩江戸屋敷だった。明治に陸軍の軍用地となり、戦後アメリカ軍に接収され、東京都へ移管される。よくぞ、公園として残したものだ。全体に斜面になっていて、ブランコや滑り台が現代芸術のようにモダン。ジョギングコースが作られ、池や小さな瀧もある。都心のオアシスなり。都心の坂巡りはほんとうにおもしろい。
今年最後のラジオを終え、ギンレイへ。中国映画「北京の自転車」を見ていたが、これがどうにも痛い映画で、うまく説明できないが、見ていて苦痛になってきた。で、途中で出る。神保町「QB」で散髪。腕のいい店主格の人がひさしぶりに切ってくれて、曖昧ないい方を許さない人、やりとりしているうち、思いっきり短くなってしまった。ホテル、「QB」で、あわせて三本のひげ剃りのサンプルをもらう。どれも五枚刃。五枚刃というのは、すごい。
サンデー毎日へ移動。「海炭市叙景」文庫化のコラム記事が20行も足りない、ということで、書き足す。レギュラーの仕事を終え、「とんかつ屋」に忘れ物をしたのを取りにいく。店は入ったらすぐ、「ああ、忘れ物でしょう」と言われる。「喇嘛舎」に寄ったら、徳尾くんがいた。一冊、春陽文庫(300円)を買う。喇嘛舎さん、ぼくの顔見ると「そろそろ、(古書)組合入ったら。ネタになるよ」と言うのだ。
日が落ちて、急速に冷え込むなか、西荻へ。音羽館・広瀬くんから「買い取り」について取材する。
帰宅して夕食食べたら、倒れるように眠る。
修理に出していた、DENONのアンプ・プレイヤーが戻ってきた。もう2週間ぐらい、オーディオでまったく音楽を聞かない生活だった。また、冬のジャズを鳴らそう。
年末、ちょっと京都へ帰省しよう、と。「青春18」で、と思っていたが、きゅうきょ、某雑誌で名古屋の古本屋取材をすることになり、ありがたや、名古屋までは新幹線が確保できた。京都まで、楽に帰れることになった。「善行堂」「ディラン・セカンド」に寄ろう。そうそう、「ロンドン・ブックス」へは行くつもり。「オカトーーーク!」のブックオフ芸人は、3月に深川でやることが決まりました。退屈くんとネギさんには出演依頼済み。乞うご期待!