水曜日は高尾山。満員ラッシュのバスはすべて老人ハイカー。途中、病院で下りる病人たちが下車に苦労する一幕も。日影で下車。日影沢林道を小仏城山まで。このコースはハイカーも少なく、ずっとゆるやかに上っていくので楽なのだ。城山の茶屋でなめこ汁、ワインで一服。帰りは沢沿いの6号路を高尾山口へ。帰りには、続々と若者たちも上ってくる。たくさんの人と行き交い、そのたび「こんにちは」と挨拶。最初は、見知らぬ人と、なんだか清々しいふれ合いだが、だんだん面倒になってくる。前を行く海ねこさんが、明るく元気に「こんにちはー」という後ろで,「以下同文」という感じで、「うぃーす」「ちょーす」などと適当に言っていたが、一人,若いかわいこちゃんとすれ違うとき、にこっと笑って「がんばってね」と声をかけた。えらい違いだ。それを糸織ちゃんに見られた。あとで聞くと徳尾書店も「ぼくも見てました」と。まずいなあ。
高尾で改札を出て「文雅堂」へ寄り、八王子へ移動して「佐藤書店」へ。徳尾くんのかつての職場です。佐藤社長がいて、「お茶、いきましょう」とさそわれ、ベローチェ佐藤大学の講義を聴く。そのあと、モンゴさんが参加して、どがちゃがの飲み会だ。生ビールのうまいこと。また、みんなで行こうと約束。
今日は朝からTBS。的川泰宣はやぶさ物語』を紹介したのだが、今朝、ちょうど「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルの話題が出て、タイムリーな選書となった。珍しいことです。ハイヤーで西巣鴨へ移動。1時間半ほど「マグド」で時間をつぶし、近くの「大正大学」で90分、渡邉直樹教授のクラスで古本の話をする。ほとんどが18歳で、8割が女性。トートバッグ一杯分の古本をみせながら喋ったが、最後の方は声がかすれてきた。体力の限界なり。
西荻音羽館」「なずな屋」でちょこちょこっと買い、帰宅。
黒岩比佐子『パンとペン 社会主義者堺利彦と『売文社』の闘い』講談社近代ナリコ編集『宇野亜喜良河出書房新社栗原裕一郎ほか『村上春樹を音楽で読み解く』日本文芸社河出文庫2冊(礫川全次『サンカと説教強盗』、邦枝完二『小説 子規』)など、ほかに各誌最新号をいただきました。ありがとうございます。ちゃんと紹介できず、もうしわけないことです。