新作「古本おみくじ」

okatake2010-07-23

明日は「みちくさ市」。新作の「古本おみくじ」(新趣向あり/写真参照)も作りました。こんなことしていていいだろうか。
夏は夕方5時半ぐらいから始めてもいいんじゃいかね。夜店、というのもいい。

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2010年7月24日(土)14:00頃〜18:30
雨天の場合、25(日)に順延(この日が雨の場合は中止)

▼会場
雑司が谷鬼子母神通り
東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺
Google地図 >> http://tinyurl.com/6xmc4y

ちょっと寝坊して、五反田即売会。まあ、なんというかいろいろ買いました。神保町へ移動。「ちくま」のAさんと昼食とりがてら、打ち合わせ。うまく企画が通れば、あっと驚くテーマで連載が始まるかもしれません。ぼくの中期の頂点になるような仕事で、力が入ります。「コミガレ」で三冊。「dankaiパンチ」の「理想の書斎を手に入れる」特集号には、坂崎重盛さん登場。
サンデー毎日を終え、ほんとは「ギンレイ」で今日までの、「月に囚われた男」と「ハート・ロッカー」の二本を見るつもりだったが、まったく元気なく、しおしおと地下鉄に乗る。

詩人の清水哲男さんが産經新聞に、1988年から約5年連載したコラムを集成した『蒐集週々集(しゅうしゅうしゅうしゅうしゅう)』書肆山田を読んだのですが、清水さんは、「文芸」を始め、いくつかの雑誌で編集者をしていた。編集者時代の話もこの本にはいろいろ出てくるのだ。「文芸」時代、井上光晴の担当になったが、締め切りを守らない。家にいくと五歳の娘がいて、雲隠れしたイノウエの所在を尋ね、「お父さんは?」と聞くと、この娘は「ウチのお父さんはね、毎日バーとシンニチブンに行ってるんだよ」と言った。シンニチブンとは新日本文学会のこと。この娘が長じて、作家、井上荒野さんとなる。
映画芸術」の小川徹は、敗戦の日に期して、それから一度も蒲団を上げなかった。脅威の万年床である。そのため、寝床には体のかたちでへこみができていた。清水さんは書く。「戦争への憎しみをこんな具合に表現した人を他に知らない」。