吉祥寺「百年」で

ええっと、もう今週末ですか。いつも西荻ブックマークの裏方をやってくれている木村カナさんと、これはおもしろかった『不良少女伝』の著者・平山亜佐子さんとのトークイベントが吉祥寺「百年」であります。
ぼくも予約するつもり。


百年「と」不良少女 −女の子が夜になっても遊び続ける方法−
『明治 大正 昭和 不良少女伝 莫連女と少女ギャング団』刊行記念イベント

ライブ:2525稼業
トーク平山亜佐子(『不良少女伝』著者)×木村カナ(from 西荻ブックマーク)

2010年2月20日(土)
19時半開場/20時開演
料金1200円 定員60名
※当店にて『明治 大正 昭和 不良少女伝』(河出書房新社)をお買い上げの方は1000円で入場できます。
予約受付中!!
なお、イベント当日は準備のため19時までの営業となります。


まったくどういうつもりだろう、とは自分のことだが、朝起きたらみぞれまじりの雨で、ずっと家にいたのだが、グーグル地図の検索で「○○県 古本屋」と、地名+古本屋で各地の古本屋の所在が、地図に示される検索サイトをよくいじっているのだが、今日は完全にはまってしまい、とうとう一日、飯を食べるほかはこれをやり続ける。新潮文庫日記を一冊用意し、これに東北から九州まで、くまなく検索をかけた地図を写していった。まるで部屋にいながら、全国の古本屋へ旅しているみたいだ。
おや、松本に「夢中屋」という古本屋さんができたな、とか、山陽本線「松永」には港のすぐ近くに「ブ」があるぞ、とか、「姫路」でけっこうヒットし、これはぜひ回ってみたい、とか、山陰本線川棚温泉」に「金山堂川棚店」があり、ここへ行って、温泉に入りたいとか、その川棚の古本屋検索で「安岡病院」がひっかかってきたのはなぜだろう、とか、完全にサルのらっきょの皮むき状態に陥る。目がちかちかし、おしっこが近くなっても席を離れられなくなってしまった。これをゲームにしたら、ぼくは残る人生、すべて時間を費やして、死んでいくだろうな。
ほんとうに頭がそのうちおかしくなってきて、山陽本線「宮島」で、厳島に「古本農園」というのを発見し、「これは!」と興奮。いったい、古本農園とはどんなものだろう、農作業をしながら、傍らに古本を売っているのか、それにしても厳島神社とは逆の、あまりに何もないところらしいし、どうやってそこまで行けばいいのか、地図を前に思案していたら、なあんだ、これ「ふるもと農園」で、人の名前なのだ。「古本」で検索にひっかかってしまったのだ。そのほか、某所で「古本木工所」というのを山のなかに発見した。これは、どう考えたってもうわかる。サルも学習するのだ。と言いながら、「若松」で「古本治療室」がひっかかったときは、学習が役に立たず、表示をアップさせて、仔細に見てしまった。
ああ、日本国中、ただ古本屋を巡るだけで旅して歩きたい。寅さんみたいに。