『貧乏旅行』はおもしろい

okatake2009-07-09

盆までに脱稿が至上命令で、書き下ろしに挑んでいる。毎日、400字10枚以上をノルマに、ドタバタしている。レギュラーの締め切りもあり、なにがなんだかわからなくなってきた。
西日本新聞」のコラムを、土日除いて、毎日3カ月書いたことがあるが(『古本極楽ガイド』ちくま文庫所収「全面読書生活」)、最初の10本ぐらいは書きだめしたが、あとは毎日夕方締めで間に合わせた。よくできたもんだ、と今にして思う。
資料としての本が山のようにあるが、山のように積んであるため、それが使えない。一度、整理して、蔵書目録を作る必要があるか。そんな時間、ないか。資料で拾い読んだ『貧乏旅行』(大泉書店)昭和36年、がおもしろい。「週刊新潮」連載の、一般の人による貧乏旅行体験記。
昨夜、高校の友人、白石から電話。「拓郎の大阪公演、中止になったぞ」。体調不良が理由らしい。ガン再発、というようなことでなければいいが。「あんなにたくさんの人に支持されて、善行は幸せな奴やなあ」と二人で言い合う。林哲夫さんが「善行堂」を訪れ、その写真がアップされているが、初めて棚の背文字が読める。ふうむ、いまどき、リアル書店ではないような書目が並ぶ。http://sumus.exblog.jp/
白水社からフィリップ・フック 中山ゆかり訳『印象派はこうして世界を征服した』をいただきました。印象派の絵画がなぜ好まれるか、競売人が美術史の裏側を明かす。なんだか、おもしろそうです。