ちくま文庫『高座奇人伝』解説を書いた。

okatake2009-06-07

W杯特需ファンとして、サッカーW杯アジア最終予選(日本1−0ウズベキスタン)を見る。岡崎慎司が先制ゴール。バカみたいだが、なんだか同姓の者としてうれしい。岡崎姓の著名人、というのが意外に少ない。というところで思い出したが、おぎやはぎの片方が、五十音の一字をいきなり言われて、絶対著名人ではいない名前を即でまかせで口に出すという芸(あれは、芸か)があって、いつだったか「き」と言われて、「きじまはじめ」と答えた。「これはぜったい、いないよねえ」と言ってたが、「木島始」がいるよねえ。まあ、いいんだが。
小島貞二『高座奇人伝』がちくま文庫の新刊から出た。この解説をぼくが書いております。色豪三亀松の話がすごいよ。芸界きってのプレイボーイがついに結婚。相手は処女のヅカガール。しかし、大阪での披露宴が済むと姿を消した。新妻の前にあらわれたのは五日後。そのあいだ、大阪にいたオンナ5人と一人ずつ手を切って別れたいたという。結婚式が大阪で、余興をやる芸人を呼んでいない。しかたなく親郎の三亀松が自分のネタのエロ音曲をやったというのもおもしろい。