私も便秘する。

okatake2009-05-24

受贈書、雑誌等、ちょうだいしながら、紹介できていません。もうしわけないです。集中すると、あれを紹介して、これを紹介しないというわけにいかず。
さっき、西荻から帰還。西荻ブックマークで、音羽館の広瀬くんがトークをするというので、その助太刀をしてきた。せっかくだから、高円寺の即売会最終日に。二冊、脇に抱えたが、途中でなんだかめんどうになって棚に戻す。土間圴一でも一冊も買わず。気持の問題だ。ちょっと気持が変われば、数冊、買っていた。
古楽房」の均一で学研の芥川賞作家シリーズの「小島信夫」の巻を買う。100円でも少し迷ったのだが、巻頭の書き下ろし「愉しき夫婦」の最初の二行を読んで、これは買おうと思う。

 夫を早く追出してしまわねば、と私は思う。
 彼がいると、私も便秘する。

という、意表をついた書き出しにしびれる。店内で、シネアスト「ヒッチコック」を300円。
西荻へ移動。音羽館均一で、大岡昇平『成城だより 2』、野原一夫『含羞の人』を。喫茶「赤レンガ」でひとやすみして、会場の「スタジオ・マーレ」へ。
告知には、有名な大物がゲスト、とあったので、誰が来るのかと思っていたら、ぼくのことだった。ちょっと詐欺みたいで、もうしわけない。でもそんなブラフをする必要もなく、広瀬くんの名前だけで、満席となった。広瀬人気の高さの証明だ。どういう絡み方をすればいいのか、まったく打ち合わせはなかったのだが、広瀬くんの前説のあと、最後まで伴走することに。でしゃばりの血がうずき、広瀬くんの話を聞きたい人には、もうしわけないことをした。
このあと、有志で打ち上げ、二次会にもついていく。四谷三丁目の書斎バー「ひらいし」の平石さんが見えていて、いろいろ話す。7月に学芸大で、三階建てのフロアを使った古本カフェバーを始めるという。応援しますよ、と約束する。
六月末にも、また西荻ブックマークで聞き手を務める。この回も聞き逃せないですよ。

第33回西荻ブックマーク

2009年6月28日(日)
第33回西荻ブックマーク
『昔日の客』を読む 〜大森・山王書房ものがたり〜
出演:関口直人(音楽プロデュサー/ディレクター) 岡崎武志(ライター、書評家)
会場:今野スタジオマーレ
開場16:30/開演17:00
料金:1500円(会場でお支払い下さい)
員25名 要予約
ご予約はこちらから

くの文士に愛され、小説の舞台にもなった東京大森の古書店山王書房」(昭和28年〜52年営業)。店主 関口良雄が残した今や幻の名随筆『昔日の客』を、ご子息である関口直人さんをお招きして紹介いたします。ナビゲーターはご存知岡崎武志さん。お二人のまるで掛け合い漫才のような名調子も聞き物です。このささやかなイベントを通じて、広く一般に読み継がれる復刊運動の一助になることを祈ります。
関口良雄『昔日の客』復刊応援特集 鋭意作成中!
日の客』は大好きな一冊で、もう何度読んだかわからない”
堀弘(古書肆 石神井書林
本エッセイのなかでも、これほど純粋で、古本への愛、人への愛に満ちた本は他にないと思う。愛があるから哀しみもある。”
哲夫(画家・装幀家・文章家)

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May 23rd, 2009 | Tags: 今野スタジオマーレ, 内堀弘, 山王書房, 岡崎武志, 昔日の客, 林哲夫, 石神井書林, 第33回, 関口直人, 関口良雄| No Comments »
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