月曜日笑ってる げらげらげらげら笑ってる

okatake2009-04-20

妻が遅く帰るので、カレーを仕込む。スーパーへ肉を買いに。これがストレス解消になる。肉売り場にいると、下に垂らした手を、誰かがにぎる。びっくりして見ると、小さな男の子。向こうもびっくりしている。近くにいたお父さんらしき人が、ぺこぺこあやまりながら、男の子を迎えにきた。どうやら、よそ見しているうち、近くにいたお父さんと、ぼくを間違えたらしい。小さな子の手の温もりが残る。
難波功士『ヤンキー進化論』は、TBSで紹介しようと思わなければ手に取らない本だ。著者は「社会学」の学者で、61年大阪生まれ。ヤンキー全盛の70年代、中学生で、家で本を読むのが好きな反ヤンキー少年で、あだ名は「仙人」だった。
今週、締め切り、ラジオ、取材、打ち合わせが重なり、「みちくさ市」まで急流となって流されそうだ。来週の京都での扉野良人くんの結婚披露パーティにも行けそうにない。
小玉武『「係長」山口瞳の処世術』のなかに、山口瞳のルポで、ヨコハマの近代的設備の巨大製油所を見学し、無人の風景を見て、「やっぱり文学というものは必要だな」と書き出す一節が引用されている。ここがまるで詩のようだ。ぼくもずっと「読書」というより、「文学が必要」だと思って生きて来た。そう思って死んでいくつもりだ。言っておくが、「文学」とは、紙の本のことで、それ以外は認めない。というより、必要じゃないんだ。