今日で3月も終り

okatake2009-03-31

娘が知人のスキー旅行についていって、妻と二人の日々。なんだか錘りが取れたようにふわふわしている。
午後、西荻へ。音羽館均一がいついっても、何か拾えるので、ごそごそと拾う。店内で『ディスカバー・オブ・カバー』ピエブックス、1200円を買う。昭和前期のレコードジャケットを集めたもの。和洋折衷の建物を見るような不思議なテイスト。一日早ければ、これを「コクテイル」へ持参して紹介できたし、直枝さんとも盛り上がれたのだが。
興居島屋でマスクをし、咳をする澄ちゃんと喋る。「本の散歩展」ポスター120枚を刷り上げたところで、ガタガタらしいが、ポスターの出来は「今回はいいですよお!」と言っていたので、めちゃくちゃいいんだ。「だいこんの会」プレゼントコーナーで、どうも披露、プレゼントされるようだ。刮目して待て。店内に「たくさんのふしぎ」が200円でたくさん出ていて、欲しかった宮脇俊三シベリア鉄道ものがたり』、山本忠敬『日本の自動車の歴史』などを買う。帰り、三鷹「ブ」で単行本、雑誌、文庫半額セールをやっていたが、どうにもこうにもひっかかってこない。結局は105円棚で、川本三郎選の少年小説アンソロジー『少年の眼』光文社文庫を買う。これまで3、4冊は買っているか。
昨日は、「ぐるり」(近田春夫長編インタビューは読ませます。絶妙な聞き手はナンダロウくん)、「Spin 05 古本屋を怒らせる方法! 海外編』、「gui 86」「CABIN 11」などが送られてきて、あちこち飛び石のように、飛びながら読む。林さんの巴里古本屋周遊は、うらやましい。林さんは本当に頭のいい人で、叙述がくっきり、はっきり頭に入ってくる。北村知之さんの「エエジャナイカ 4」という読書日記も、陽炎のように生きながら、本を買ったり読んだりするときだけ生きている輪郭がはっきりする日々が達意の文章で描かれている。なんだか、昔の自分を見ているようで、感情移入する。北村くん、「スムース」が続いていれば、ぶんなぐってでも引き込みたい書き手だ。
「cavin」の中尾さんからは「原稿料が出せないので我慢していたが、どうしても」と原稿依頼を受ける。これを断れますか? よろこんで引き受ける。
ちくま文庫から小島貞二『高座奇人伝』が出るそうで、解説を頼まれる。楽しんで書こう。
買い損なっていた「週刊文春」をあわてて買いに行き、風呂に入りながら読む。これは永久保存版。