今日までそして明日から

okatake2009-01-23

昨日、関西から帰郷。その足で神保町「なにわ」の阪神タイガースの会、って飲むだけだけだが、出席。今年の阪神を占う。
京都では、千早茜さん(『魚神』集英社)のインタビュー。京都に早くつき、五条楽園という遊郭を散策、写真を撮る。五条へ出る北の茶屋で「おにいさん、どうですか」と勧誘をうけた。
夜は弟の店「ディラン・セカンド」で一人だったことをいいことに、えんえんギターで歌う。本好きのママがいる「図書館」に流れ、そこでまたビール。ちょっと飲み過ぎなり。
翌朝、「はなふさ」でコーヒー。これを飲まないと、京都に帰ってきた気がしない。それからぶらぶらと蹴上まで歩く。水力発電所、インクラインを見物して、三条京阪で善行と合流。
大阪の古本屋まわりをして、お好み焼きを食べて、新幹線へ。
帰ってきたら、よく考えたら、あと一週間でえらくたくさんのホンを読み、紹介しなくてはならないことに気づく。吉村克己『満身これ学究」をもうすぐ読み終わる。
テレコムスタッフから林哲夫さんのドキュメント「帰らざりし風景を策めて」、2002年のぼくの「ひとは、古本で作られる」をCDにやいたのが送られてくる。これは楽しみ。
関西の古本買いは、けっきょく三条「ブ」だけ。とんぼの本『ガウディ建築入門』、「芸術新潮」クレー、遠藤周作「沈黙」、岩佐又兵衛の特集3冊。講談社文芸文庫佐多稲子『時に侘つ』、佐藤春夫『晶子曼陀羅』、ちくま学芸文庫ボードリヤール『象徴交換と死』、廣松渉『事的世界観への前哨』を買う。もちろん105円。山本が毎日せっせと地引き網をかけているのに、非常に狭い時間帯で、ようやく拾えた。
特集「遠藤周作『沈黙』のふるさと 長崎切支丹ジャーニー」は、『沈黙』を再読してまもないので、帰りの新幹線で食いつくように、えんえん読み継ぐ。長崎へ行きたい。修学旅行で行っているが,大浦天主堂と長崎ちゃんぽんしか覚えていない。舟越保武の「二十六聖人殉教像」を見たい。
23日、神保町経由、サンデー毎日。和洋会を覗く。扶桑書房で2冊。中河与一『随筆 左手神聖』第一書房800円は、背の状態悪く、凧紐で補修あり。それだから800円なので、美本ならその十倍。
佐々木邦『青春夢』300円は昭和13年アトリエ社の新版ユーモア小説全集の一冊。日本の古本屋で検索したがひっかかってこない。同シリーズは、巻末広告によれば全15巻。中野實の『新婚二人三脚』が函つきで7140円ついてた。300円は異常に安い。装幀は小野佐世男オヨヨ書林からは、ナショナルのラジオのパンフを買う。300円。おそらく昭和30年代のもの。
タテキンで丸谷才一ほか『すばる歌仙』100円。コミガレで『住宅顕信読本』、マルセ太郎『芸人魂』、『ディラン風を歌う』晶文社の三冊500円。
帰り、「ささま」の均一で谷川俊太郎佐野洋子『はだか』、碓井広義『テレビが夢を見る日』、高橋源一郎『ジェイムス・ジョイスを読んだ猫』。店内で「旅」750号記念の「昭和の旅」500円。
帰宅して今夜は鍋。夕食後、家族で買物がてら立川栄「ブ」。雑誌半額セール。「ユリイカ」を二冊。「はっぴいえんど」特集が250円、「臨時増刊 ジャン・ルノワール」が500円。