明日から九月

okatake2008-08-31

高円寺西部古書会館「均一祭」二日目はぜんぶ100円。「ささま」それから「音羽館」と、ぜんぶで30冊は買ったかな。昨日に続き満腹だ。
話の特集」は買い始めるときりがなく、ずいぶんこれまでに買ったが、あらためて読む機会もなく、ってそんなんばっかりや。でも1970年1月号には、ホキ徳田庄司薫の対談があり、庄司が芥川賞を取って、まだ中村紘子と結婚する前の話。貴重。裸本だけど、思潮社田村隆一詩集『言葉のない世界』も、やっぱり見ると買うよね。
昨日はずっと、山田稔『富士さんとわたし 手紙を読む』を読んでおりました。これは「インビテーション」に書く。それから、武藤良子『大阪京都死闘編』わめぞ文庫、をいただきました。おっ、かっちょいい。武藤さんは、これまでぼくが知り合った有名無名の女性のなかでも、傑出した存在だと思う。ちょうど市川慎子さんの『おんな作家読本』ポプラ社を、電車のなかで読んでて、三鷹東西線総武線に乗り換えるところ、降り過ごしたぐらい、おもしろかったんだけど、じゅうぶん、この林芙美子吉屋信子森茉莉、中里恒子、城夏子、宇野千代の系列に入る才女だと思う。市川さん、プロフィール写真、めちゃくちゃかわいいな。この電車の席の向いに座りたくなる。
アマゾンで、「冒険者たち/サムライ」のサントラ盤を買う。アマゾンで買物をするのは、これが初めて。ずっと、なんとなく、イヤだったのだ。こういう気軽な買物の方法が。こんなに簡単に買えてしまって、申し訳ないような気持だ。でも、ずっと聞いてる。冒険者たち。ついでに、ミクシィで、ユーチューブから拾った、ぼくの好きな歌の数々を次々アップする。マイミクの方は覗いてみてください。7、8曲はアップしたかな。かまやつと今井美樹のデュエット「20才のころ」がおすすめです。
「新潮」2008年1月号に、フロクで古川日出男選・解説、朗読による日本近現代名詩選のCDがついていたので、音羽館の均一で買ったのだが、そして聞いたが、いやあ、これはもうかんべんしてくれ、私が悪かったというものだった。いろいろ工夫をこらした読み方をしているのだが、詩はなるべくさりげなく、明瞭に読むのがいちばん、だと思う。
新潮「ヨムヨム」から、ヨムヨムの封筒が10枚ほど送られてきた。以前、ここで、この封筒がいい、と書いたのを読んで送ってくださったのだ。なんでも言ってみるもんだな。八ヶ岳あたりに、小ぶりで瀟酒な山小屋があったらいい! 無理か。
中嶋くんの『アホアホ本』に見開きページで原稿を頼まれていて、それを締め切りを大幅に過ぎて、ようやく書く。タレントのダイエット本について。原稿を書くことじたい、大変じゃないけど、他人の本のなかに、越境して書くというのが、どうも難しかった。編著でアンソロジーみたいなのだったら別だが、どうにも心の持ちようが難しかった。まあ、中嶋くんの初めての本だし、応援のつもりで引き受けたが、邪魔になったんではないか、という気もして。わりきれぬ気持が残った。
「buku」の原稿も書いた。いよいよ次回ぐらいからは東京へ移る。だいじょうぶかな、続くかな。
西井一夫『暗闇のレッスン』がいい。アウシュビッツを訪ねての紀行に、ローマン・ヴィシュニアックの写真をからめた冒頭の文章に引きつけられた。
夕方から豪雨。和食レストランで、家族でちょっとぜいたくな夕食。帰り、スーパーの地下駐車場が浸水して、えらいことになっていた。
もう9月。今週、また、あれこれ詰まってきました。