高遠「本の家」へ行ってきた

okatake2008-08-05

一日がかりで、青春18を使って、高遠「本の家」へ初めて行ってきました。同じ高遠の、いまは「長藤(おさふじ)文庫」へ行ったのがちょうど一年前か。細胞分裂するように、もっと市街に近い、というより中心にできた「本の家」。ここで、今日から「旅猫」「海ねこ」が棚を借りて雑貨と古本のフェアをやっている。そら、いかんと。
朝、6時半ごろ国立出発。この夏初のスタンプが青春18に押される。立川で下車、対面に松本行きが待っている。岡谷で、これも対面で待つ飯田線に乗り換える。飯田線はワンマンカーの2両、いっぱいだ。なぜかパソコンを持ったビジネスマンの姿が目立つ。
伊那で降りて、昼食をと思ったが、立ち食いそばもラーメン屋も駅前に見当たらない。コンビ二もない。まいったなあ。ここからバスで30分(510円)で「高遠駅」というバス停で降りると、ほんとに目の前に「本の家」があった。二宮金次郎像が出迎える。思ったより店内は広く、しかもゆったりしたレイアウト。入口すぐのところに「旅猫」「海ねこ」が仲良く並んでいた。
斉木さんは留守で、一人で店番していた早苗さんと、あれこれ喋りながら、棚を見て回る。本の量が多いのと、品揃えがしっかりしているから、ていねいに見よう。
岩田專太郎『わが半生の記』家の光協会300円、『赤塚不二夫のおコトバ』二見書房400円、ハウス210編『東京青春街図』有文社1975年が800円、大庭みな子『ふなくい虫』講談社文庫と小沢昭一『日本の放浪芸』角川文庫がそれぞれ200円、それに均一から金子光晴『絶望の精神史』カッパ(宇野亜喜良カバー・挿絵)100円、それに「本の家」が紹介された「KURA」を新刊で買う。
疲れてて、あんまり書けなくてごめんなさい。でも、また行くつもり。
またバスで、今度は伊那北駅で降り、早苗さんに教わった古本屋を覗いてみる。胸の高さまで文庫が積んであって、8冊100円という投げやりな値付け。しかも積み方が水平でなく、垂直なので、下の方がたわんでいる。どうにか記念にと、8冊揃えたが、気がついたら、100円玉がない。まさか1000円でお釣りをもらえない。すると、ここでどしゃああんと豪雨。あわてて、あきらめて駅に。さあ、ここから、大雨による影響で、あちこちで留め置かれ、家に帰ったら10時半近かった。
しかし、飯田線のなかで、乗り鉄の神様・横見浩彦(『鉄子の旅』)を発見。もっていた時刻表にサインをもらう。
もう、ダメです。おやすみなさい。