2日間のイベント終了

okatake2008-07-07

告知を頼まれました。以下、よろしく! お問い合わせは西荻音羽館」へ。

■第24回西荻ブックマーク!
2008年7月13日(日)@今野スタジオ『MARE(マーレ)』


三木鶏郎と冗談音楽
(出演:山川浩二

16:30受付/17:00開演
\1,500 定員25名<<やまかわひろじ>>
広告評論家、1927年生まれ。電通ラジオ・テレビ局などで企画プロデューサーとして活躍。三木鶏郎氏とは、大学時代から、「日曜娯楽版」(NHKラジオ)のライタースタッフの一員として係わり、電通時代は、三木鶏郎のCMソングのプロデュースを一手にひきうける。電通退社後は広告評論家として活躍しつつ、「アド・ミュージアム東京」のオブザーバーを務める。著書に『広告発想』、『映像100想』、『昭和広告60年史』など多数。


『新・文學入門』販促イベント東京編、無事終わる。二日間、朝から深夜まで、山本善行とかけずりまわる。三省堂神保町本店、東京堂、池袋リブロ等、サイン本を置かせてもらっています。よろしく、お願いします。疲れた、を通り越して、いま放心状態で、ちょっと、この二日のことは書く気になれません。各種トークショーなど、ご参加いただいた方、それぞれお世話くださった関係者の方々に感謝申し上げます。
善行もさぞ疲れたと思います。また、地道に日常に戻していきます。しばらくイベントも出張もないので。
ちくま文庫新刊、山村修『もっと、狐の書評』が出ました。ぼくが解説を書かせてもらっています。単行本未収録書評も多数増補された、選りすぐりの書評名人の決定版です。

毎日新聞「あった、あった。」原稿、『0011ナポレオン・ソロ』について書く。ファクスの前に立ち、たまったゲラをあちこち送付。蒸し暑い。温泉にでも浸かって、汗を流したくなる。緑陰のなか、蝉時雨を聞いて、冷たいアイスティーでも飲んで、読みかけの文庫を開く。そんな妄想にとりつかれる。
ちょっと思い出したこと、いくつか。
昨日の古本ソムリエと行く古本ツアー。ぼくは午前中だけ参加だったが、西八王子「桐壷屋」さんをわざわざ開けてもらって、あれこれ物色する。均一から富士正晴『書中のつきあい』、ユグナン『荒れた海辺』を。店内新書コーナーが充実。三島由紀夫『永すぎた春』講談社ロマンブックス、は200円で、初山滋が装丁と挿絵を描いている。森銑三柴田宵曲『書物』は岩波文庫のワイド版400円は老眼用。それに、細川書店の杉捷夫訳「イールのヴィーナス』のたたずまいに惚れて、1260円で買う。山本はこれの署名本を持ってる由。
しかし、この店に入った12名のうち、いちばんの買物はノンちゃんで、100円の文庫で、なかに、戦後の映画館のチラシ、その半券、それに外食券の綴りが挟まったのを買っていた。本はツルゲーネフかなにかで、ぼくならぜったい手に取らない。しかし、何があるかわからない、ということを後身の女性に教えられた。

リブロ、ジュンクと『新・文學入門』をチェック(前者はわざわざコーナーを作ってくれていた、ありがたし)。外市打ち上げ会場の「山ちゃん」に一番乗りする。すぐに石原さんをコンダクターとする「古本ツアー」面々が、生気を吸い取られたような表情で入ってくる。お酒が入り、参加者の編集者・長谷川くんが、市川在住と言うと、紅屋さんが「あ、わたしも市川」と反応。それを聞き、石原さんがすかさず「それでお二人、同じ髪型なんですね」と、メガトン級のギャグを放つ。そんなバカな! それから、二人の短髪を「市川刈り」と命名、市川に行くときはみんなこの髪型に、と増長して膨らませる。そしたらグールドさんが「バーバー吉野」みたい、と返し、一つの話題が、キャッチボールしながら変奏していく妙をたのしむ。