「彷書月刊」表紙の女性は?

okatake2007-10-24

あれ、あれ、あれっ、もう10月も残り少ないやんか。今週末というより来週始めというのか、日曜日、大阪でJPICの講演。それまでにやっとかないと。深夜、TBS放送原稿を送る。村上春樹にしちゃったよ。派手な本をやっとかないと、次に地味な本を出しにくい。新刊ニュース、と光文社「本が好き」から、今年の収穫、みたいな原稿依頼が。そういう時期なのだ。
午前、中央公論の原稿、行数が足らず、書き足す。パソコンが変わったので、行数など再確認しないと。昼前、外出。電車のなかでは、槇有恒『わたしの山旅』岩波新書を読む。「ヤマケイジョイ」はこいつでいこう。これ、岩波新書に入った初めての山の本じゃないかな。最終ページに、1968.10、30 生協にて 京都大学法学部 〇〇〇〇とある。京大の学生が持ってた本なんだ。
神保町、書肆アクセスで10冊追加サインとイラスト。一冊だけ、畠中さんを描く。その畠中サン、電話や、名残を惜しむ客の応対で忙しそう。これからは、店では、ぼくたちはあまり無駄口をたたかないことにしよう。右文・青柳さんも来店。
サンデーで仕事。きゅうきょ、著者インタビューをやることになり、上原隆さん『胸の中にて鳴る音あり』を挙げると、「私も、それがいいと思った」と担当のIさん。よかった。小説新潮星新一特集。巻頭の小松左京「僕が愛した宇宙人」、まあ立ち読みでも読んでみてください。おもしろいから。石田衣良恩田陸が「星新一に捧げるショートショート」を書いてるけど、こんなの、要らないんだよ。
「ささま」にへばりつき、辻邦生森有正』筑摩、堀田善衛『美しきもの見し人は』新潮(函があったとは知らなかった)は、ぼくが美術のことを本当におもしろいと思った最初の本、名著。藤井貞和詩集『乱暴な大洪水』思潮社(あ、サインが入ってた)、『かながわ 坂のある風景』かもめ文庫を各105円。野村君が髪を染め、しかもメッシュを入れている。小澤改造計画の一環なり。「ぼくも改造してよ」と小澤くんに言うと、「岡崎サンはいいんですよ」と笑う。いや、ちっともよくないから困ってるのさ。
彷書月刊」の11月号は「珍品オークション」。表紙できれいな女性が窓際で本を読んでいる写真が使われている。誰だろう。顔を近づけると、なあんだ、〇〇さんじゃないか。しかし、この表紙はいけますよ。
「ちくま」11月号は「古本屋は女に向いた職業」最終回。14回目は山猫館の水野真由美さん。終わってほっとしたような、寂しいような。人生相談本、今日も荻窪「ブ」の人生論、なんてコーナーを探索すれど、ひっかからず。宇野千代『生きて行く私 人生相談篇』はどうしても要る。しかたなく、帰宅して、ネットで注文。1600円もするんだ。しかたない。敗北感を味わう。自分で見つけたかったが。
わかってます。これからちゃんと仕事をします。では、では。