本の散歩展戦利品

okatake2007-10-20

昨日、五反田「本の散歩展」で買った本を書いておきます。
永井龍男『明日はどっちだ』筑摩の新書100円。これはめずらしや、永井龍男のミステリ。植草甚一読本、足立巻一『日が暮れてから道は始まる』、石田千『踏切趣味』、谷川俊太郎『の33の質問』出帆社巌谷國士澁澤龍彦考』、富沢一誠『シンガー・ソングライターになる方法』と以上が各200円の線引き本。ね、どうみたっておかしいよね、200円では。気づくべきだったんだ。こういう本は逆に思いっきり線を引いて読みつぶしてしまおう。
真崎守『ジロがゆく』(1・2)が2冊600円。これ、名作ね。「ユリイカ」の特集・雑誌の黄金時代が300円。福島正美『SFハイライト』は真鍋博装幀の三一新書で200円。木村荘八「随筆 女性三代』河出新書200円。浦崎浩實『キネマの哲学』300円。清水俊彦編『ジャズは燃えつきたか』青土社なんか、昔持ってたけど売っぱらって買い戻し本だ、300円。「Pen」の世界のコミック研究特集号はよくできてて200円。「宝島」76年1月号が200円。津野海太郎『本が揺れた』500円。水木しげる『妖怪おもしろ図鑑』は小学館の子供向け本300円。青島幸男「わかっちゃいるけど』は単行本の方で200円。この日、唯一きばって買ったのが、難あり、切り取りあり、背がはがれというかなり痛んだ本だが、昭和4年萬里閣、和田邦坊『漫画探訪』は楽しくいい本で1575円。これぐらい買うと、買ったなあ、という充実感がある。
今日、増田書店で「週刊ダイヤモンド」文庫コラム、最後の原稿用に三冊選ぶ。丸谷才一ほか『千年紀のベスト100作品を選ぶ』光文社、高山宏『近代文化史入門』講談社学術、網野善彦『日本の歴史をよみなおす(全)』ちくま学芸の三冊。最後なんで、ちょっと固いかなと思いながら、ええいかまうもんかと選んだ。
夜、12チャンネル「いい旅夢気分」で、横浜(太平洋)から富山(日本海)まで、路線バスを使って、いきあたりばったり旅をする(といったって、リサーチしてるだろうけど)、という企画を2時間でやってて、これに釘付けになる。好きなんだよ、こういうの。旅人は、太川陽介、中島史江に、蛭子さん。この蛭子さんの珍獣ぶりが効いてたなあ。高遠も映りました。なんか、無性に電車を乗り継ぐ旅がしたくなる。