こころざしおとろへし日は

朝、TBS。中央高速大渋滞で、スタジオ入りしたのが、本番10分前、放送原稿にざっと目を通し、ブースに飛び込む。松浦弥太郎『本業失格』を紹介。
午後、小平中央図書館で、昨年の雑誌を繰って、どんなノンフィクションが取り上げられているか、チェックする。夜はすきやき。夕食後、仮眠。夜、倉本聰「拝啓 父上様」を観る。おもしろいし、だからほとんど毎週みてるが、なにしろ「前略おふくろ様」を見てるからなあ。「あいやあ、恐怖の海ちゃんです」「お兄ちゃん、青春は矛盾よ」「サブ、知ってるか。隣の芝生は伸び放題。まったくたまらんぜ、じっさいの話」「オレは誠意のない奴は嫌いだ」役者の駒が、ちょっと「拝啓」は二枚も三枚も足りないんでないかい。飛車角落ちの将棋(って、ぼく、将棋させないんですけど)を見てる感じか。
もう三月ですね。このところ、ちょっと飲みすぎちまって。いかんです。
三好達治に「志おとろへし日は」という詩があります。2連をちょいと引用しておきます。

 こころざしおとろへし日は
 いかにせましな
 冬の日の黄なるやちまた
 つつましく人住む小路
 ゆきゆきてふと海を見つ
 波のこゑひびかふ卓に
 甘からぬ酒をふふみつ
 かかる日の日のくるるまで