今日は佐藤泰志の命日

昨日、10月9日、函館文学館の佐藤泰志のコーナーを見ていて気づいたのだが、10月10日が佐藤の命日だった。三島賞芥川賞の候補になりながら、受賞を逃し、文学一筋で生きてきた佐藤は、疲れ、国分寺の雑木林で首を吊って死ぬ。その雑木林も、うちの家族がよく車で通る場所にある。『海炭市叙景』の素晴らしさを思う時、その無残な最後が愛おしいような気持ちで迫ってくる。
函館のジャズ喫茶「バップ」で聞いた、チャーリー・ヘイデン「ナウ・イズ・ザ・アワー」があんまり良くて、国立「ディスク・ユニオン」へ探しにいったが見つからなかった。「とん金」でチキンカツ定食を食べ、「ブ」で福永武彦ゴーギャンの世界』講談社文芸文庫ほかを買い、文房具屋でスクラップブックを買う。書評を中心に、仕事をスクラップしているのだが、これで12冊目となる。
巨人・中日戦をこれほど長く見たのは初めて。延長に入り、恐るべき結末で中日優勝。犬のうんこを踏んでもしれーっとしているような落合の目に涙がこぼれたのが印象的だった。中日は強い。今年はもう、しかたないな。