三國一朗の放送室

一日雨、けっこう降ったな。昨日からずっと大正15年刊、矢田挿雲の欧米旅行記『世界放心遊記』をメモを取りながら読む。ほか、1920年代から30年代の日本人による海外渡航記の周辺を調べる。これは「日経新聞」用。
サンデー毎日終え、吉祥寺下車。リブロで山村修『〈狐〉が選んだ入門書』ちくま新書を買う。ついに「狐」がベールを脱いだ、と取材してコラムを書きたいと思うのだが、気力がまったくわかない。どこかが破れて、空気がどんどん洩れている感じだ。
せっかく濱田研吾くんから『三國一朗の放送室』という私家版の本をもらったのに、紹介が遅れた。冒頭に僕の名前が出てきて、濱田くんと交わした言葉が出てくるのだが、覚えてないなあ。しかし、その通りだと思う。読んでいない人には何のことかわからんやろけど、これはいい本。欲しい人は〒184・0004小金井市本町2・17・10・407に注文してください。頒価1000円。濱田くんの「濱」は本当はこの字じゃないけど、許してね。
7月29日、荻窪の「ひなぎく」内で海月書林さんがコーナーを持ちます。古本と雑貨の店。水、木が定休日。前日の28日夜には、オープニングパーティがあるそうな。海月ファンは先刻御承知だろうが、いちおう、な。
明日の朝までに二つ、原稿を書きます。こう宣言しておけば、守るしかないだろう。