あれこれ書きました

いろいろ書くことあるんだけど、書けるかなあ。10日(金)は、神保町「書窓展」を覗いて、工作舎へ。書窓展では何も買えず。3時ごろ行ったのだから仕方ないが、こんなこともあるんですね。「あきつ」が出店していて、買わないというのは珍しい。工作舎で、3時間かけて、『気まぐれ』51冊に、サイン、落款、イラストを入れる。あちこちの書店が注文くださったのだ。いちおう、同じ絵は描かないという原則でやったから、すぐ種が尽きる。工作舎のみなさんが、あれはどうかこれはどうかと参考になる雑誌や本を持ってきてくださる。さすがに40冊過ぎたころから、手が震え、最後の5冊は、同じ絵でお茶を濁す
終わってから石原さんと西荻へ移動。居酒屋「えびす」で、すでに来て待っていた石丸澄子さんと合流し、打上げ。この店、入ったのは初めてだが、店内満杯。メニューも満杯。澄ちゃんに、刷ったばかりの、コクテイル手拭いを見せてもらう。これがかっこいいの。みなさん、コクテイル移転2周年記念イベントで売られますので、行ってください。ぼくのイベントは、19日夜です。さまざまなゲストも来て、盛り上がりそう。工作舎さんからプレゼントもあるみたい。ぼくも何かプレゼントを考えます。ぜひお越しください。石原さんによると、あっと驚くゲストが来るやも。詳しくはコクテイルへ。
昨日今日、コメント欄を見ると、さっそく『気まぐれ』を買ってくださった人がいるらしく、ありがたいことです。18日、神戸「海文堂書店」2時からのサイン会、関西在住の知人に、お知らせのハガキを送ったのだが、住所には神戸市と入れなかった。元町周辺の略図を入れたので、わかると思ったのだが、二人から電話があり、これはいったいどこ? 「元町と書いてあるから、横浜かも、と思った」などと言ってくる。
しかも、もう一人の問い合わせで、海文堂の電話番号の市外局番が間違っていたことがわかる。最悪。で、彼も「市外局番が京都やから、京都の本屋かと」という。
つまり、自分ではわかったつもりのレベルのことを、他人に要求してはいけない、ということだ。ほかのみなさんも、わかってくれただろうか。心配になってきた。
せっかく本が出たというのに、虚脱状態続く。ガス欠のランプがついている。あれこれ、いろんなこと、ホイホイ引き受けて、この先、乗りこなせるか心配になってきた。おまけに確定申告に行ってもらった妻が、このままでは税金も払えず、赤字。どこかから捻出しなくてはならない、と告げられる。家族で京都に帰るなんてことも、できそうにない。おまけにマシロ(白ネコ)がいよいよ発情期満開で、一日中、切ない声で泣き通し。ディック・フランシス『直線』を読み返しはじめる。どん底のときはディック・フランシス、もしくは山本周五郎だ。
11日は高円寺へ。これから続くサイン本の資料のため、作家の顔写真がたくさん載った『昭和文学作家史』毎日新聞社、500円。平澤清一郎『社用族の感傷』学風書院200円は、サラリーマンもの、です。都丸店頭で笑福亭鶴光『続・かやくごはん』を300円。ささまでもちょこちょこっと買う。
今日は家族で世田谷文学館へ。花森安治と「暮らしの手帖」展、を見る。おもしろかった。花森の使い込まれた文房具、道具類や、それに小さなたくさんのカットの線のうつくしさに見とれる。表紙用に描いた絵もどれもよかった。会場には、海月菌を保菌してそうな20代、30代の女性を多く見る。
カタログは買わなかった。買うつもりで行ったのだが、だって、ほとんど、「暮らしの手帖」の誌面のアンソロジーなんだもの。もっと展示されてあった絵やカット、レタリング、装丁本、小物類を掲載してほしかったな。そしたら買った。
えー、告知です。
3月18日に六本木「ストライプハウスギャラリー」(港区六本木5・10・33 3F)で、「均一小僧の独演会」と題してトークショーを行います。六本木交差点、アマンド脇の路地、芋洗い坂を下った右手、六本木中学前、です。19時開場、19時30分開演。入場料500円。
なにをやるかというと、均一で買った本を30冊ぐらい、かたっぱしから紹介していくという、あれ、です。2月20日から予約開始。03・3405・8108受け付け。そんなあちこち、いちいち顔を出しておれるかい! とおっしゃるかもしれませんが、なにとぞよろしく。
CSで「スウィングガールズ」を見る。女子高生がビッグバンドを組むという話。話題になったよね。でもぼくは買えない。同趣向の「リンダ・リンダ・リンダ」を見てしまってるからね。どこを取っても及ばないと思える。音楽がメインの映画なのに、演奏シーンがどう考えてもウソ。音楽をする楽しさが伝わってこない。それに、竹中直人が出てるんだが、竹中直人が出てくる映画になってしまってる。いや、竹中は好きなんですよ。でも、この映画にはいらないと思う。
心優しきのっぽ詩人、阿瀧康くんから新詩集『imitation pearl』贈られる。ありがとう。
実業之日本社から、夏目房之介の新著『孫が読む漱石』が。だいじょうぶ、ちゃんと読みます。