講談社現代新書、カバー裏をチェック

ビッグボックス古本市、文庫を数冊買う。角川から出ていた、文庫雑誌『月刊小説王』昭和49年は150円。レジ前に陣取る向井くんに挨拶。かわいそうに、あの売場、めちゃくちゃ寒いんだよ。陽は当たらないのに、風が吹き晒されているからね。心が温かくなるほど買えなくて申し訳ない。
神保町へ移動し、彷書月刊編集部に新年の挨拶。ちょうど田中栞さんが来て、山口在住の、装本少女の最新作を見せてもらう。これ、説明すると長くなるけど、高一の女子高生なのだが、自分で本を作っているのだ。完璧でしょう。本も一生懸命読んでるらしい。文系少女おそるべし。
工作舎Iさんに教えられた、講談社現代新書の300番台前後で、カバー裏に図版が印刷されたものを均一で探す。ちょうど新書を大量に100円で出している店があり、そこで三冊拾う。これはあとで、工作舎に寄ったとき、Iさんに見せた。Iさんからは別のを見せてもらう。これで、講談社現代新書を探す新たな楽しみができた。
工作舎で「書き込み」の最終のチェックと補筆、訂正などをする。これで、ぼくの手を離れた。あとはできあがりを待つだけ。石丸澄子さんの装丁もよく、仕掛けもいっぱい。ぼくは著者なのだが、本ができるのが楽しみ。ジュンクでの坪内さんとのトークショー、現時点で六十名近い予約が入っているという。
帰り、中央線が西荻でストップ。30分待っても動き出さないので、改札を出て、音羽館へ。広瀬くんとお茶をしながらあれこれ喋る。子どものこと、ネコのこと、高原書店のこと。駅へ戻ったら、電車はうごいていた。ただし、スピードが遅い。最終バスに乗り遅れ、タクシーで帰宅。あちこちから電話、ファクス。