25日は快晴。表参道「HBギャラリー」へ牧野伊三夫展を見に行く。代々木で降り、「吉そば」で昼食(大盛り無料とは初めて知った。しかし普通盛りで自重)。歩いて明治神宮へ。じつは足を踏み入れるのは初めて。広い参道は外国人客だらけ。鳥がさかんに鳴き交わす。牧野伊三夫を見終わり、上島珈琲でお茶。いろんなソファ、椅子があって落ちつく空間演出がなされている。「ドトール」の倍はするわけだが、いやここはいい。ついでに、と言っては何だが、本当に久しぶりに「日月堂」を訪問。佐藤さんといろいろ楽しく喋る。もっぱら古本、古本業界の話。「日月堂」は、いよいよ、いわゆる「本」の量が減り、圧倒的な紙ものと古道具的なものが増える。ちょっと手が出ない。お寺の和尚が、女性に贈るため、せっせとあれこれスクラップした小型帳が目をひいた。海外渡航のキップなども貼付けてある。おもしろいなあ。何も買わないで悪いと言うと、「おかざきさん、クリスマスプレゼントです」と言って、1900年初頭にフランスで発行されていた風俗グラフ誌を3冊、ちょうだいする。色がきれい。イラストが巧い。一万歩になったので、そのままおとなしく帰る。
少しずつ書斎を片付け始めている。歪んだ本、踏みつぶされた函、割れたCDケースなど、次々と発掘。これは、いかんなあ。昔の写真なども出てくる。出てきたメモで、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」にレギュラー出演したのは2012年春まで。7年間やったことを知る。辞めてしばらくは、朝5時半とかに目が覚めていた。朝の高速道路の渋滞情報も気になっていた。定期的な仕事がずいぶん減って、細々と生き延びている。年末から1月いっぱいまで、書き下ろしの仕事に集中する。このブログも、はてなダイアリーの終了と以降がうまく行かず、今年いっぱいでいったん閉じる。再開の予定は今のところない。フェイスブックからも、だんだん消えて行く。