風来坊 ふたたび

okatake2017-03-21

本日、午後、ぷらっとこだまグリーン車)で東京に戻る。雨だ。西荻で途中下車し、『風来坊 ふたたび』30+1冊にサイン、イラスト、落款を入れる。京都「善行堂」では、200冊はサインしたか。行きは6回乗換え、10時間近くかけて青春18で京都入り。善行堂では、『気がついたら』の原画を販売し、その売り上げで、帰りは無事、新幹線で帰ってきたのである。言いたい事、記したいこと、もろもろあれど、カラーターマーが鳴り始めたので、これにて。『風来坊 ふたたび』だが、ますく堂さん、むしくい堂さんには、サイン入りを、ぼくが直に搬入するつもり。少しお待ち下さい。盛林堂には、もう並んでおります。
帰宅して、一本「AERA」の原稿を書いて、おびただしいメールに返答したり、やるべきことをやる。夕食のあと、さすがに眠くなり、少し、仮眠する。『風来坊ふたたび』(しつこいですか、すいません)を知人に送ろうと準備。しかし、これは買って読んでもらいたいという気持もあり、千々に乱れる。善行堂でのできごとは、とても簡単には語れない。二晩、善行邸にお世話になり、律子さんとも長いつきあいで、いろいろ話せてよかった。店を続けていくというのは、どんな小売業でもそうだが、大変なことだ。林哲夫さん写真・装幀のわが『風来坊 ふたたび』を何度、この数日で読み返したことか。もうすでに書いた時の気持は忘れていて、客観的に読めるし、暗誦できるぐらいなり。「心は淋しき旅人」として生きている人には、きっとヒットすると思う。その自信はある。あっというまに通読できる詩集のはずです。本文用紙が上質紙で厚いため、開きにくいかもしれないが、その抵抗感(がしっと両手で持つ)さえも、この詩集の力だと思う。両手で受け止めて、読んでもらえるとありがたい。
5月3日に、京都「徳正寺」で、林哲夫さんの還暦記念イベントと同じように、すむーす同人が集まって、イベントを開くことも決っています。ありがたいことです。ぷらっとこだま「グリーン」席には、無料の雑誌「ひととき」があって、4月号が「尾崎放哉」特集。おお、と思う。池内紀さんが、小豆島を訪ね、放哉ゆかりの地をレポートされている。これが読みごたえのある、すばらしい文章(池内さんに原稿依頼が集中するのはあたり前だと思う)。隔月連載で、石神井さんが「古書もの語り」を連載しておられる。この月は『建築の東京』。これ、復刻も出てるけど、高い本ですよ。