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いよいよ『野呂邦暢古本屋写真集』見本が昨日できあがった。その興奮を古ツアさんが、写真入りで伝えている。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/
本当はその場に駆けつけて、小野さんと三人で祝杯をあげる予定だったのに、情けないインフルエンザに罹り、喪に服していた。ざんねん。「西日本新聞」にも古ツアさんと取材を受け、社会面に記事が大きく出た。ここでも「共に編集に携わった」とかいうふうに書かれているが、ぼくは「あとがき」を書いただけ。古ツア、小野コンビが細部にわたって調整し、制作してできたものである。
あとは写真展＋古本市＋トークが待っている。
熱は37℃代まで下がって、そこでピタリと動かない。本当に仕事をしないと。
午後、『野呂邦暢古本屋写真集』見本とどく。これは、なんともいい仕上がり。梶井基次郎『檸檬』色の、明るくあたたかみのある黄色がゼンタイを包む。でかしたぞ、古ツアさん。これなら、どこへ出しても恥ずかしくない。しばらくニヤニヤと眺め続ける。幸せとはこうしたものかもしれない。