今年も、一年生相手に「大正大学」で古本の講義。午後、歩いて板橋へ。「木本書店」「板橋書店」「坪井書店」と旧中山道を歩き、大山「銀装堂(ぎんしょうどう)」へ。「銀装堂」は、前々から訪れたかった店で、行けてよかった。いつも即売会で、積極的におもしろい紙ものを廉価で出して、眼をひく店だが、店舗のほうも、店売りを大事にして、あちこちにおもしろい仕掛けがある。活気のある棚だ。
驚いたのは「銀装堂」さんに教えられて行った、締めの「ぶっくめいと」。店名からまったく期待していなかったが、驚くべき精選と収集ぶり。古ツアさんは「ズバリここはいいお店です!品揃えはバッチリで、ジャンルの細かさとセレクトの厳密さには、ただただひたすら瞠目!文庫の並びに非の打ち所なし!古い本も並ぶが、本にはすべてパラフィンかビニールが掛けられ、丁寧に扱われている。そして値段もお手頃なのが嬉しいところ。あぁ〜見るのに時間が掛かった」と書いているが、その通り。大山は「銀装堂」と「ぶっくめいと」二店で、強力な磁場をもつ古本町となっている。グーグルマップで「板橋区大山」「古本屋」で検索すると、いずれも場所がヒットします。
くわしくは「古通」に書きます。タイトルはこうだ。「買ってくるぞと板橋区」。どうです、いいでしょう。板橋区の商店会の方は自由に使ってください。とにかく、これは書き甲斐がある古本さんぽだった。