中神書林へ行ってきた

okatake2010-04-21

「野球」と「歴史小説」という、別々のアンケート2本のベスト3に答えて、午前に送付。けっこう手間がかかるなあ。一つは謝礼なし、というのだが、ぼくたちはどうして食べていけばいいのだろうか。しかし、つきあいがあるのでつきあう。もう一つは聞いていないが、だいじょうぶだろうか。
なんとかふんばって、「赤旗」に、紙の本がなくなる恐怖を書いた文章を書き上げ、送付。3枚半ぐらいの分量なので、詰めて、詰めて意見をまとめるが、うまくいっただろうか。
午後、解放感から自転車で散歩。青梅線東中神」に「中神書林」という古本屋があり、気になっていた。すでに古ツアさんが踏破済み。地図を眺めたら、自転車で行けないことはない。よし行こう、とふらふら漕ぎ始める。ほんと、毎日、通勤されている同年輩のサラリーマンの諸兄には申しわけない。北大通りより一本南側の初めて通る細い道が、ちょっとした商店街になっていて、そこに古道具「レット・エム・イン」を見つける。自転車を止めて入ってみたが、家具を中心に細々とした古道具を売っている。なかなかおもしろい。
その先に「黄色い鳥器店」という、これは何を売っているのかわからない洒落た店もあり。いま検索したら、器と雑貨の店ですね。
立川「ブ」をさっとなぞって、中神を目指す。
さて、「中神書林」だが、ここは買えます。町の古本屋としてはひさびさのヒットではなかろうか。本の量も多いし、リサイクル店のようなピカピカした印象ではなく、ちゃんと古い本がまざっている。「お!」「あれ!」「よし!」とつぶやきながら、たちまち6冊を抜き出す。順にいきますよ。均一から中林洋子(なみこ)『セピア色の日々』100円、店内に入り、中公文庫、河盛好蔵『回想の本棚』100円、楳図かずお『恐怖への招待』500円(これは河出文庫にもあり)、由良君美『みみずく古本市』青土社が600円、井上順のところはすべて切り取りがあるが、「明星増刊」67年のスパイダースとブルーコメッツ特集号が400円。それにそれに、なんと、書肆ユリイカの『小田久郎詩集 一〇枚の地図』を発見。サインも入っている。まさかなあ、と値段を見ると400円だった。うーん、とこれにはうなった。レジへもっていくと、高平哲郎みたいな店主が2000円に負けてくれた。古ツアさんも書いているが、ここの本棚はすべて、前後2列に並んでいて、ぼくは前の列しか見なかったが、まだまだありそうだ。
軽やかに帰りは北口から昭和記念公園わきの道を走って帰る。
夜は父親カレー。
岡本和明『昭和の爆笑王 三遊亭歌笑』新潮社をいただきました。ありがとうございます。これは読みたい本です。
午前と午後、CSで「エレファント・マン」を少しずつ見るが、二回とも挫折。アンソニー・ホプキンスが若いなあ。世紀末ロンドンの雰囲気がよくわかる。工業化が進み、機械に巻き込まれ怪我人も多い。それに煙突からもくもく出る煤煙。「霧の都」の「霧」とはスモッグのことだった。