水曜日、雨。サンデーの原稿を送り(山田稔『こないだ』編集工房ノアを取り上げる)、午後外出。三鷹下車。「上々堂」で精算、岡崎棚の整理をする。「20~50%値下げ」棚を作ったのに、あんまり動いていない。ううむ。石丸くんと久しぶりに帳場でやりとり。日本の古本屋、アマゾンなど、ネット販売のこと、あれこれ聞く。イシマルくん、いつも、いつも商売のことを考えている。大したものだ。
三鷹から東西線で竹橋下車。サン毎編集部が九段下へ移ってから、久しぶりの下車となる。今日は「国立近代美術館」へ。「ゴードン・マッタ=クラーク展」が本展だが、パスして、同時開催の「MOMATコレクション」展と「瀧口修造と彼が見つめた作家たち」展を見る。松本竣介、村山槐多、梅原、安井などのいいところが出展されていた。後者では、特製の小冊子が無料で置かれていて、これは拾い物。うれしい、うれしい。館を出て、別棟にあるショップで絵葉書5枚買う。
花輪和一刑務所の中』を再読。なんという面白さであろう。閉塞、軟禁、規則だらけのがんじがらめの中で、ユーモアとパラダイスを見出す。じつは、「ガスト」で日替わりランチ(驚くほどチキンとコロッケがちゃちで、これは健康にいいわ)を食べながら読んでいたのだが、トイレに行きたくなって、思わず起ちあがり「願いまーす!」と声が出そうになる(読んだ人ならわかるはず)。