数日、あさって9日の古本市の準備で、せっせと山を切り崩し、蔵書を商品化する。詩集の棚は、現代詩文庫とほか少数を残し、あらいざらい吐き出した。全部で10数箱作ったが、これで足りるかしらん。しかし、古本市出店作業に、われながら途中うんざりして、途中から、精神的に変になる。古本屋さんたちは、毎日、こんな格闘をしているのかと思い、暗澹たる気持ちになる。夕方、買取を一件すませた盛林堂王子・小野くんが、運搬に来てくれて、車に積み込み、一緒に西荻「銀盛会館」へ。古ツア、盛林堂はもう出品が済んでいる。1時間ほどかけて、棚作りをする。自分では2000冊は出したつもりだが、小野くんによると、積んだ車の(重量の)感じで冊数がだいたいわかるという。「2000冊、ないですね」と。うーむ。しかし、とにかく準備はできた。あとは当日を待つだけ。古ツアくんも、身を切るようにして、惜しい本もどんどん並べていた。盛林堂は、さすがプロ、サトウハチロー上林暁木山捷平など、いいところを、500円くらいでどんどん投入。やっぱりプロは違う、というところを見せてくれた。当日夕方5時からは、こけし屋別館で、西荻ブックマーク100回記念イベントが開かれる。私はそちらへも駆けつける。宮里くんが、記念小冊子を編集し、当日、来場者に配るとのことで、これをもらえるだけで、来る価値はある。トロさん、広瀬くんたちと、充実したブックイベント100回を振り返る。あれこれ理由をつけて来なかった人は、のちに絶対後悔するイベントになりそうだ。あ、銀盛会館の古本市は11時からやっています。こちらへ来てから、西ブクへどうぞ。