朝、目覚ましかけて早く起きて、「サン毎」5本書評を送付。数日、ほぼ家にいて(「ギンレイ」がどんどん遠ざかる)、本日、久しぶりといった感じで午前中に出動。「アカハタ 試写室」の仕事で、NHK放送センターへ。獅子文六悦ちゃん」のドラマ化。ユースケ・サンタマリア門脇麦ほかが出演。これは楽しいドラマだった。記者会見にも出席。ユースケ・サンタマリアが快調に喋りまくり、笑いをとる。子役の女の子はしっかりしているけど、会見では照れて(当然だよな)可愛かった。門脇麦はちょっと神秘的な美女。外国の女優の誰かに雰囲気が似てるが、それが誰か憶い出せない。
このあと渋谷から神保町。ずっと日ざかりの道を歩いていたので、消耗する。タテキンで水上勉良寛』の単行本だけ買って、「ぶらじる」へ逃げ込む。30分ほどアイスコーヒー飲みながらまったりする。『良寛』の冒頭を読む。「ぶらじる」常連客は、夏でもブレンド(ホット)を注文する人が多い。わかるな。竹内店長に挨拶。「夏休みはあるの?」と聞くと、「うーん、ないです(笑)」と言う。
九段下「サン毎」編集部への移動はひと駅分だが、この日はきつかった。日陰、日陰をえらんで歩く。レギュラーの本選びのほか、恒例の「夏の読書特集」のため、ざっと20数冊をえらぶ。本の山を崩し、選別して、揃えてまた積みと、自分がいつも書斎でやっているのと同じだ。それを横で見ている担当のSさん、「岡崎さんが本を触ると、本の並びがきれいになって、嵩が減るんですよ」と言う。まあ、意識してやってるんだが。移動中の車中も『良寛』。
7月19日は魚雷くんと東京堂トーク。9月5日は、このコンビで仙台へ行く。前野「火星の庭」久美子さんのプロデュース。
夜、ジャン・ギャバン主演による「メグレ警部」を見る。フィルム・ノワールの趣きあり、いやあ、快調なフィルムでした。これなら何本見てもいいわ。悪党たちの連絡先となるクラブに、数レーン、ボーリングの施設がある、というのが珍しい。