きのう、ようやく雨が上がり(その後小雨あり)、夕方外出。荻窪「ささま」へ寄る。野村くんと「たられば」くんの話。高原時代、同僚だったのだ。その後もつき合いが続いているという。藤田くんはジャズ喫茶にハマっているらしく「東京のジャズ喫茶はほぼ制覇」とのこと。どこだったか、おばあさんがやってる、フリージャズをえんえんかけている店があるらしい。「それはきついなあ」と僕。「ええ、きついです」と藤田くん。「ささま」に、若い可愛い女の子がアルバイトで入ってきていた。空気が少しきれいになったような。店頭で数冊、店内で海文堂の本『海の本屋のはなし』を買う。ぼくの名も数カ所触れられている。
荻窪「ブ」は、CDがあったコーナーが古着に代わり、大きくレイアウト変更。やっぱり本は売れないんだ。しかし、旧版の函入りの晶文社古川ロッパ昭和日記 戦中篇』を2000円で買う。思い切った値下げだ。鞄がずっしり重くなるがうれしい。『戦後篇』を、これも古本で天牛道頓堀店だったかで買った覚えがある。あれ、どこへ行っただろう。
夜はK社のNくんと打ち合わせ兼ねて、「コクテイル」へ。先日もそうだったが、さいきん外国人客がたくさん来る店となって、この日も二階が貸切りに。英語が飛び交う店となり、大繁盛。狩野くんはてんてこまい。中野「ブリック」(こちらも満席)へ河岸をかえて、またしばらく喋る。Nくんとのつき合いも長い。彼、出版界巡礼者で、いまの社が何度目だろう。しかし、どうやら落ち着きそうでめでたい。
今朝、夜明けに眼ざめ、ロバート・B・パーカー『儀式』をすごいスピードで読了。3度目ぐらいか。少女エイプリルは、その後、このシリーズに二度、再登場する。今回、スーザンが「コンコードの池のそばで小屋を建てたら」と言う個所がある。そうかソロー『森の生活』だ。ちょうど枕元に小学館文庫で上下で出た『ウォールデン 森の生活』があったのでビックリした。しかし、この元祖ナチュラリストの説教は、ややウザイですね。