okatake2012-03-29

今朝、最後の「森本毅郎スタンバイ!」を終えてくる。前に7年と言ったが、じっさいは9年だった。2003年4月第一発で紹介したのは、菅野ぱんださんの『1/41』だったと知る。放送では、自分の本を紹介し、昨日が誕生日だったこともあり、定年ということばが思い浮かぶ。スタッフから、「獺祭」という、高級吟醸酒をプレゼントされた。もうこれで、隔週木曜日に朝5時半に起きる習慣もなくなる。
今夜「ブラタモリ」で放送された神宮外苑イチョウ並木を通って、高速に乗る。この外苑あたり、東京でもっとも美しい光景の一つ。これも9年間見つづけてきた光景だ。今日は高円寺西部会館ブック&Aを覗くため、高円寺で降ろしてもらう。開場まで、上島珈琲で、旗一兵『喜劇人回り舞台』をメモをとりながら読む。小林信彦『日本の喜劇人』では、「批評的な視点はまったく欠如しているが、資料としては好著」と紹介されているが、それは小林信彦だからそうであって、ぼくの眼からみると、なかなかどうしてリッパな喜劇人論だ。「エノケンは脚本がよく頭に入っていない初日がいちばん面白かった」などはその一例。
「あった、あった。」がどうやら、今年もそのまま継続されるらしく、ストックの本が手薄になり、今日は、そのつもりで「ブック&A」を見る。開場を猛者たちと待つのは、十年以上ぶりか。あいかわらずの猪突猛進の熱気だ。万創の「とびだすえほん」など、ネタ本をあれこれ買い込む。資料代は出ないので、千円以上の本は手が出しにくい。千年堂がグラフNHKを100円パーで大量に出していて、みんな欲しくなるが、雑誌はなるべく買わないようにしていて、「新・坊ちゃん」特集号だけ買う。「ささま」では花柳幻舟本を店内で。これもネタ本。
明日から、曳舟ブックマルシェが始まります。ぼくも善行堂も出店しています。よろしくお願いし益田キートン
http://furuhonbiyori.seesaa.net/article/257366116.html