鶴見太郎さん「新書の穴」

この数日、押しながされるように日々を送る。
明日から仙台。その前にやっつけなきゃいかんことを、とぼとぼと日暮れの坂道を歩くように、こなしていく。
昼、妻と昼飯食べがてら国立へ。甚五郎ですきやきうどん、900円。「増田書店」で、「週刊朝日」を買う。山本善行に教わったのだが、週刊図書館の鶴見太郎さん「新書の穴」で、『読書の腕前』を取り上げてくださっているのだ。うれしい書評だった。ディスクユニオンで、ゲッツがアストラッド・ジルベルトと組んだライブ盤を買う。
昨日は、ポポタムを取材、往来座に顔を出したあと高円寺「コクテイル」へ。ちょうど魚雷くんと中川さんが、魚雷くんの『古本暮らし』晶文社の見本を前に、打ち上げをしている。今日、サンデー毎日の短評で、『古本暮らし』を取り上げたばかり。本当にいい本になって、よかったなあ、と思う。魚雷くんは自分から、自分を売り出すようなことしない人だけに、まわりが応援してやらないと、と思う。
すると、往来座の瀬戸くん登場。往来座では会えなくて、高円寺で会えた。
酔っぱらって、帰宅しても寝るわけにはいかぬところがつらいところで、仮眠とって原稿を書き、朝、TBSへ。そして今日へ。ビッグイシュー原稿は、龍膽寺雄講談社文芸文庫では竜胆寺、しかし感じが出ない)の『放浪時代/アパアトの女たちと僕と』を取り上げて書く。「ちくま」原稿が、朝までにできるかどうか、勝負だ。
丸谷才一『たった一人の反乱』を、30年近くぶりに読み返しているが、めちゃくちゃおもしろいよ。この話はまた。