黄色い万年筆を発作的に買う

切手を買いに出たついでに、吉祥寺へ。吉祥寺は、定期的に行きたくなる町なり。昼は「モンクスフーズ」  というジャズのかかる自然食レストランで食べるつもり。駅を降りたところで、ばったりクボタくんと会う。彼と偶然あう確率は高いなあ。いっしょに「古書センター」へ。三月書房の小型本、巌谷大四『父と子』400円。そしてそのままクボタくんと「モンク」で昼飯。自然食レストランって、たいてい量が女性向けで少なく、ちょっと不足な感じだが、ここはボリュームもあっておいしい。しかも860円と安い。また来よう。
トムズボックス土井さんと会うというクボタくんと別れ、藤井、さかえと回る。藤井では、『清水俊彦ジャズノート』晶文社800円ほかを。『ジャズノート』は、出たばかりのとき(1981年)、四ツ橋の天牛でカバーなしが150円で出ていたのをあわてて買ったっきり、カバーなしのまま所持。カバーつきのを欲しいと思って、狙っていたが、うまく値段ほか折り合いがつかずに今日まで来た。25年ぶりのバージョンアップ。これはうれしい。これを持って、「サムタイム」でコーヒー飲みながら『父と子』『清水俊彦ジャズノート』を読む。巌谷大四の『父と子』は、とうぜん父の巌谷小波とのことを書いているのだが、それだけではない。次男の謙介が、東大時代、友人と登山をし、遭難死する。その慟哭が綴られている。知らなかった。この本の装幀もしている純介の上に兄がいたんだ。
吉祥寺「ブ」でも俵万智(平地勲の写真がすばらしい)『九十八の旅物語』、文庫は持ってるが、足立巻一『夕暮れに苺を植えて』新潮社、住まいの図書館出版局の『東京セレクション 水の巻』を買う。
きのう、今日と『彷書月刊 岡崎武志古本劇場』を読んでいる。自分という人間が、いろんな人の眼にどう映っているかがわかって、恥ずかしいがおもしろい。中学時代の上野先生からも電話あり。「いやあ、これ読んで、あなたの知らないこといっぱいわかってよかったあ。元気が出た」と言われる。うれしい。
ディスクユニオン渡辺香津美小曽根真のデュオ「ダンディズム」を買う。吉祥寺ロフトでは、発作的に、ペリカンの1260円の黄色い万年筆を買ってしまうし、今日は散財した。

コクテイル・ライブはあれこれ秘策を練っています。どうやら高校時代の友人も来そう。
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