昨日、23日(日)西荻「銀盛会館」オカタケ&古ツア古本市にあわせて、最後のひと働き。本の山を崩しながら、あるいは森と化した本の柱に分け入り、どんどん整理し、商品化していく。途中、何度もうんざりする。夕方、盛林堂小野くんが本を取りに来てくれて、大小20箱ほどを車に積み込む。連雀通りを東へ。「上々堂」に立ち寄り、長らく置いてもらった「岡崎棚」を完全撤去。これが棚から出してみると、けっこうな量。「そこそこの買取りの量ですよ」と小野くん。店番している、石丸弟さんに挨拶し、再び車中。どうにか6時過ぎ、銀盛会館へ到着。8時ごろまでかかって、ざっと並べる。「上々堂」の撤収本は半額、三分の一など、大幅に値を下げて並べる。めちゃくちゃ安くなっているはずだ。文庫の束6本ほどを残し、力つきた。これからまだ作業をするという小野くんに別れを告げ、帰途に。足が重く、ふらふらしながら歩く。例によって、盛林堂は中央台に、大放出の廉価良書をずらり。よだれが出そうなり。しかし、これはお客さんに買ってもらう。古ツアさんも、まだ追加するという。なんとか、あさって、無事いちにちをやり遂げたい。29日の八王子「むしくい堂」の今年最後の古ツアさん(なんだか漫才コンビみたいになってきた)とのトークもよろしくご参集下さい。来て下さった方に、全員何かが当たるようプレゼントも用意しております。詳細は古ツアさんのブログを御覧下さい。http://furuhonya-tour.seesaa.net/
このところ、またロバート・B・パーカーを再読していて、まあ、飽きもせず、よく読むよ。『プロフェッショナル』を読み終え、『儀式』を。少女の娼婦エイプリル救出の話。エイプリルは、その後ふたたびシリーズに登場。馬場啓一解説は、スペンサーものに出てくるジャズについて知識を披瀝。なるほど、なるほど。スペンサーシリーズ屈指の名作(賛否あり)『初秋』を、「かの高倉健さんが是非自分の主演で映画化をと望んだ」とある。そうか、翻案して(私立探偵である必要はない)、北海道を舞台に、健さんがやったら、これは間違いなく見応えのある映画になっていただろう。親に省みられず、ナニにも興味を示さない少年ポールは吉岡秀隆か。陰ながら彼らを見守る女性が倍賞千恵子で……。
バッハを聴く。