okatake2018-12-09

前から計画していた畏友・岩田和彦くん(今年還暦)の地元・東松山を訪問し、岩田くんと地元観光、そして古書店「あふたーゆ」へ行って、東松山名物やきとりで締めという巡行を敢行。駅前まで軽自動車で迎えに来てくれたので、ガイド付きで、「吉見百穴」などを巡る。「吉見百穴(ひゃくあな・ひゃっけつ)」は「埼玉県比企郡吉見町にある古墳時代後期の横穴墓群の遺跡。1923年3月7日に国の史跡に指定された」、岩山に蜂の巣のように穿たれた横穴の光景は、まさに奇観。入場料300円の価値はある。敷地にはお土産物店、茶店ふう飲食店もある。ピース又吉くんも、朝日新聞の取材で来ている(サイン色紙あり)。
岩田くんは演芸、音楽(ジャズ)の造詣深く、その方面で、こっちも興味があるから話が合う。あれこれふんだんに喋りながらの道中だった。ほか秩父巡礼の札所、周囲がジョギングコースにもなった湖など訪ねる。観光終えて、駅前へ。「あふたーゆ」を訪問。フォーク関係の本が充実しているのに驚く。ご店主とも話をして、これは次次号の「古通」に書くつもり。ビンテージギターにも寄り、岩田くん所縁の焼き鳥屋へ。ここはカウンター中心で、奥に座敷もある広い立派な店で何より静かである。昨日に引き続き「トマトジュース割り」焼酎を飲み、この二人が揃えば最後はカラオケ。12月ということで特別料金に設定されていた。アルコールを熱唱で吹き飛ばし(二人で「明日に架ける橋」を歌ったりなんかして)、帰途につく。東松山は遠かった(行きは快速で早かった)。でも、また温泉もあるということで、別メニューで岩田東松山へ行こうと思う。ちょっと連日遊び過ぎた。札が羽が生えたように、どんどん消えていく。自重の12月後半戦である。
「水中書店」がイラスト入りの可愛らしい「中央線と井の頭線 たのしい古本屋マップ」を作って、掲載店各店で無料配布している。網羅されているわけではないが、わりと若い人向けに、ここを回ればどうかしらん、というガイドになっている。「古本 ほん吉」は「ごはんの炊き方から人生の危機まで」がキャッチコピー。巧いもんだなあ。
12月に入る前から、今年のスケジュール帳(ぼくは大部分をここに依存している)が見当たらなくなり、原稿締め切り、人に会う予定など(カレンダーに転記しているのもある)、わからなくて困っている。使い足ししてきたアドレス帳も、ここに挟み込んであるから、まったく困った。古本市をするのに、大整理をしなくちゃいけないから、そのとき見つかればいいが。