昨日、傘を持って、バスで出かけたが、けっきょく傘はバスを待つ間にさしただけ。邪魔なんだよなあ、傘。
盛林堂で、23日開催の恒例オカタケ&古ツア年末古本市の、告知イラストを小野くんに渡し(映画「さらば友よ」のパロディ)、音羽館へも寄る。未所持の村上柴田翻訳堂の『素晴らしいアメリカ野球』を500円で購入。レジに広瀬くんがいて、出てきて「岡崎さん、いいとこ、案内しますよ」というのでついていったら、裏女子大通りの先、ついにトムズの土井さんが絵本の古本屋を開く、その物件であった。すでに、古本界の安藤忠雄中村敦夫さんが仕事を進行中。角地の路面店で、しかも驚くような仕掛けの造りが待っている。ううむと唸る。中村さんは、「ささま」を独立した藤田くん、「七七舎」横の新「七七舎」改装も手がけるそうで、いよいよ中村「古本屋」帝国が領地を広げていくことになる。
このあと「サンデー」で本えらび。傘が邪魔やなあ。隔週の本えらび、今年はこれで最後と思ったら、まだ一回あるという。書評で取り上げた礼状が担当編集者から、ときどき編集部に届く。ありがたいと思う。この夜は美術同人誌「四月と十月」の忘年会&大洋印刷さん感謝会。年に2号で20年。来年40号はカラー印刷になる。すごい雑誌だ。九段下から、ほんとうは浅草橋が至近だが、乗り換えが面倒なので、岩本町まで行って、そこから歩くことにする。いや、そこで、岩本町で迷ってしまった。前にデザイナーの有山事務所を訪ねた時も、馬喰横山駅周辺で迷った。地図を見ると、この一帯、昭和通り靖国通りと大通りが交差する以外は、みな斜めに道が走っている。それで方向感覚を失ってしまうのと、高いビルばかりだから、非常に整然とした迷路に迷い込んだようになる。いや、土地鑑がないだけ、かもしれない。
忘年会には扉野良人くんが京都から来ており、わいわいとにぎやかに話す。亡くなった中川六平さんが、晩年、気に入って本を作ろうとしていたのがミロコマチコさんで、死で間に合わなかったが、その紹介者が扉野くんであったと知る。いろんな人が、いろんなところでつながっている。
八王子「むしくい堂」さんから依頼されていた、オカタケ&古ツアトークが、12月29日(土)と決まる。銀製会館での古本市ではトークをやらないので、こちらへどうぞ。『青春18』刊行の裏話、鉄道と古本屋巡り、そして今年の古本屋探訪の回顧など、二人で語ります。さあ、今年の締めくくりが決ってきた。

イベント名:オカタケ・古ツアの古本ガレージセール(仮)
日   時:2018年12月23日(日) 11時〜18時
場   所:銀盛会館(杉並区西荻南2-18−4)


「むしくい堂」トーク
【日時】12月29日(土)18:00スタート
【参加費】1,000円
【内容】
 ・テーマ:旅と古本
 ・新刊『青春18きっぷ古本屋の旅』について
 ・今年の古本屋巡り回顧
 ・お二人からのプレゼントがあたる抽選会あり
【その他】
 ・終了後、有志で忘年会へ
お問い合わせ、予約は「むしくい堂」さんまで

古書むしくい堂
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