太ももの筋肉痛で音を上げる。昨日、石黒・海ネコ登山隊の御誘いを受け、ほか二名とともに、景信山登山。いつも高尾山つながりの小仏ほかを登っていたが、これは初体験。眼を疑うようなバスの長蛇の列を高尾駅前で体験し、小仏へ。いつも小仏城山から降りてくる道を上って、途中、登山道へ切れ込んで行く。石黒隊長は御年80ウン歳というのに、歴戦の強者で、健脚。隊のなかで、どうみても一番ポンコツの私を気づかって下さり、休み休み登ったが、みんなにも迷惑をかけてしまう。しかし、紅葉の深まる秋の山は気持ちよかった。山頂から富士山もきれいに見えた。ここまでは何とかついて行ったが、次のピークの堂所山、明王峠から相模湖までの下りが続く、長いルートに、完全に削られてしまった。約5時間、歩数は2万歩を超え、途中、足元がかなり危なかった。グラリとくれば、真っ逆さま。ほかの隊員は、みんな平気な顔でサクサク下りて行ったが、私はドテドテのヨタヨタ。しかし、身体の中の悪い成分が、汗で出尽くしたようであった。
高尾で打上げというみなさんと別れ、荻窪「六次元」へ。二年ぶりとなる、貸切りの「新阿佐ヶ谷会」である。青柳いづみこ川本三郎両顧問ほか、フランス文学からラテン・アメリカ文学まで、大学で教える著名外国文学者、その担当編集者たちが顔を揃える。高級な雑談で、ワイン、ビールが次々と空いて行く。ここでも(こんな場にこんな私がいていいのか)ポンコツの我だが、じつに楽しかった。貴重な話がたくさん出来た。山と文学のダブルヘッダー
「六次元」へ行く前、ガタガタになった足を休めに、荻窪の銭湯「藤乃湯」へ。ジェットバスで、身体をほぐす。休憩室で、大相撲千秋楽の、高安が土俵で転がるところまで牛乳を飲みながら見る(藤乃湯はビールを置いてない)。高景勝の優勝が決まった瞬間であった。ほかのお客さんとワイワイ言いながら銭湯で大相撲。これ、いいもんだなあ。ビールがあるとなおよかった。
次のサンデー用の本を、ポンコツにむち打って、ガシガシ読んでいる。