書いていいのかな

娘は自分の部屋で、夏休みの宿題の追い込み。ぼくは、自分の部屋で仕事。
これは書いていいんだろうか。晶文社営業のTさんから、いつものように通信、とともに一枚の手紙が。出版の情勢きびしく、晶文社の一般書、文芸部門が縮小され、在庫のみを売っていくという体勢になり、Tさん始め、ぼくもよく知るあの人、この人も晶文社を去るという。以前にも、去年か一昨年だったかも、晶文社がいままでのような本作りができなくなると言われた時期があって、しかしそれは持ち直し、そのおかげで、ぼくの『雑談王』も去年、出してもらった。いま考えたら、一年ずれてたら、無理だったよ。
じつは、これも書いていいのか、ながいあいだ懸案だった「晶文社特集」を、「スムース」最新号でやることになっている。来年の創業50周年に合わせて出すつもりで踏み切ったのだが、こんなことになろうとは。
植草さん、地上はそういうわけなんです。お力、お貸し下さい。