昨日、雨の中、「新潮講座」中井・林芙美子を歩くを決行。台風接近で開催が危ぶまれたが、小雨になる時間もあり、参加者もキャンセルも少なく、20名強が集結。ありがたいことだ。あとで分ったことだが、新顔で岐阜や甲府からの参加者もあった。むろん「新潮講座」だけのためにいらっしゃったのではないが、それでも申しわけないことだ。
二ノ坂から獅子吼会というお寺(緒形拳がここで葬儀)、元目白文化村のエリアに、元住人の邸宅敷地を公園にした延寿東流公園を見て、町の新刊書店「土筆堂」へ。可愛らしい本やさん。とても20数名は入れないので、久しぶりに参加のOさん、Mさんを送り込み、レポートしてもらう。そうか、そうか。このあと松本竣介邸(特定できず、あとで現存とわかる)雨の石段の坂を降り、林芙美子邸へ。雨が強くなり、予定していた三ノ輪湯、芙美子の墓がある功運寺、童謡「たきび」発祥の地探訪は断念。そのかわり、団体で入館した(一人80円になる)というので、老練のガイドがつき、たっぷり記念館についてくわしく解説を聞く(とてもためになった)。一時間近くいたか。ほかにフランスからの若い旅行グループもいて、雨の記念館は超満員。結果、このやり方でよかったのではないか。
中井駅でいったん解散、オプションとして、染色工房「二葉苑」を訪ねる。少し早く中井駅に着いて、事前にリサーチし、団体で訪問する許可を得ていた(この努力を買って下さい)。ここは、ショップもあり、染色した布を使った雑貨などが売られていて、女性群の眼が輝いていた。レジにいた女性から、中井と妙法寺川と染色の関係の講義を受ける。これもよかった。
このあと、高田馬場へ移動し、予約した「ガスト」で打上げ。寄る予定だった「ブ」もパス。初参加の方々と一緒のテーブルについて、いろいろ話をしたが、ずっとこの会に来て下さっているような安定感がある。本好きというベースがあるからだろう。
いつもは、このあと「カラオケ」となるが、この日はさっさと解散。私はガイドとしては頼りないところもあるが、なんとなく「岡崎組」みたいなものができて「新潮講座」を気分よくやらせてもらっている。担当のMさんの助力も大きい。酒の席の勢いもあって、一度一泊で「新潮講座」をやりたいと発言。「伊豆の踊子」のコースを歩いて、伊豆に泊まるというのはどうか、と盛りあがる。ただ、一泊となると課題も多く、果して実現なるかどうか。
10月27日(土)から11月11日(日)、八王子「白い扉http://shiroitobira.wix.com/52527」で開催される「岡崎武志・素描展」のDMハガキを、せっせと住所を書いて、あちこちに送る(このブログを読んで下さっていそうな方やフェイスブック友人は、申しわけないがはぶく)。100枚買った62円切手が、あっというまに減っていく。さいきんはシール式が増え、むかしみたいに、舐めて貼る手間がはぶけた。衛生的にもよい。
変則的開催で、ハガキを手渡して住所と最寄り駅を注げると「わあ、遠いですねえ!」と言われるが、岐阜や甲府から目ざして「新潮講座」に来て下さる方もいるのだ。どうか、がんばって、負けないで、ご来廊下さい。11月3日は「新潮講座」(田端編)があるので、不在となりますが、あとは午後から在廊するようにします。10月27日は18時から、同廊でオープニングの小宴を開きます。11月4日は16時から、オーナーのターバンさんとトーク&ライブ(吉田拓郎のみを歌います)。こちらは先着15名で無料、です。
古ツアさんとの古本本第四弾「青春18きっぷ古本旅(仮題)」、「岡崎武志素描画集 風が穏やかな日を選んで種を蒔く」(どちらも盛林堂書房)も10月発売を目ざして制作進行中。あれこれ気づかって親切にして下さる温かな人たちに囲まれて、怒濤のような10月にまもなく突入。